GUNDAM 0079

プレイステーション・CD2枚組


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今回のお題はガンダムだ!原作に忠実だぜ!

この原作を知らない人はいないと思うけど、一応説明しておくと、

『師匠を殺された主人公が、クンフーの修行を積んで仇を討つ』

ってのが原作のストーリー。

って、大ウソ。

ちなみに、片腕の毒手拳の使い手とも関係ないので、

騙されないように注意が必要。

 

 

 

操作は簡単だ!

×で攻撃、○で武器の切り替え、□で防御、アクションボタンが△。

これを見ただけだとこのゲームがアクションゲームだと思う人が多いかもしれない。

が、このゲームはそんな枠にとらわれません。

ある意味、今までのゲームの枠を打ち破った新機軸を持ってるといっても過言ではないでしょう。

打ち破り方は『力ずく』とかだけどな!!

 

 

初のご対面

思えばこのゲームとの出会いは衝撃的であった。

ある日、部室へ行くと、リムとエカキヤが笑ってこっちを見ている。

『このゲームやってみー』

 

『ん〜?どれどれ?』と、おもむろにコントローラーを手に取り、ゲームスタート。

これが悪夢の始まりだったのだ・・・・・・・・・。

 

 

ザクにより、破壊の限りを尽くされる場面。

モビルスーツがCGで描かれているが、なかなかできは良く、カッコイイ!

そこに一台の車が紛れ込み、爆発、炎上。

逆さまになって炎上している車から、なんだかよくわからないキャラが走り出てきた。頑丈なやつだ。

逃げ込んだ倉庫が、偶然にもガンダムの倉庫。

 

『ドーティー少尉!どうした!ガンダムを出してくれ!ドーティー少尉!』

 

 

 

実写かよ!

どうやら製作は日本じゃないようですね。

 

と、ゲームに戻ってみると、

「ザクが!ザクが来てるんだよー!」

ってな感じで、小さな画面から焦って叫んでる変なヒゲ。

みんなやられてるみたいなんで誰も返事しないけどね。

で、主人公が近づいてみると、

『なんだ・・・・民間人じゃないか・・・・・。』

おどろくヒゲ。いいジャン、民間人がここに居ても。

 

『誰でもいい!ガンダムに乗り込んでくれ!』

 

え?誰でもいいの!!?

 

そう思って驚いていると、ザクが進入。

 

 

パンパンパンパンパン   (ザクの発砲音)

カンカンカンカンカン   (ガンダムに弾が当たってる音)

ドカ〜ン

   

ドゥ〜〜〜〜ドゥ〜〜〜〜〜

 

 

ゲエ!!

何もできずにゲームオーバー。

スタートボタン押しただけジャン!俺!

ネオタイガーショットを決められた森崎君並に何もできません。

 

呆然としつつコントローラーを握っていると、ちょうどセンジュがやってきたので早速やらせてみる。

 

 

パンパンパンパンパン 

カンカンカンカンカン

ドカ〜ン

   

ドゥ〜〜〜〜ドゥ〜〜〜〜〜

 

思いどおりの展開だ。

さっきエカキヤとリムがニヤニヤしていたのがここでわかったり。

 

 

 

アレに対する覚悟

いや、なにも言わず下の絵を見てくれ。

 

 

 

ガンダムの世界が、実写で遺憾なく再現されてまさあ!

 

外人の色眼鏡5〜6枚通してな!

 

この画面をぱっと見で『ああ、真中の写真のハゲたのは、カイ=シデンだよね』

って、わかった人。

会ったことないと思うけど絶交です。

 

また、右側のヤツはキャスバル兄さんではないです。(俺の中で)

ただ、赤いモビルスーツにたまたま紛れ込んだだけだと思います。あのマスクも多分たまたまでしょう。

 

でも、声優陣はアニメそのままだと思いますので、目を閉じていればガンダムです(多分)。

ゲームはできないがな!

 

 

再開

前述の通り、操作系は一見アクションゲームかと思わせるほどのものであるが、

一種のアドベンチャーみたいなもの。

特定の場面で、決まったボタンを押すと話が進んでいくゲームのようである。

って、これって「シェンムー」!!?

画面に現れるアイコンに合わせた、すばやいワンボタンの操作だけで、エキサイティングなイベントが楽しめる。

それがQTE(Quick Timer Event)。勝負の鍵を握るのはアイコンに合わせた、瞬間的なボタン操作。

この手軽さは、あらゆる人を、ドラマティックな展開へといざなう。

    

いや、シェンムーは、これを書いてる現在は発売してないのだから、

すなわち、シェンムーがGUNDAM 0079的と言えよう!

 

と、いろいろと判明したところでゲームを再開。

やり直してみると、特定のボタンのカーソルが光っていることを発見。光ったボタンを押せばいいのね。

テンポ良くガンダムに乗り込めました。

 

ガンダムのコクピットは結構かっこいい。

で、乗り込んでみたものの、ナニやらさっきと違った感じがする。

なんとまあ、さっきまで親切だったカーソルの方々が全員光ってらっしゃるんですが。

どうやら、「忍法、カモフラージュの術」のよう。ニンニン。

って、カンでやってけというのですか?しょうがない!

ここは△だと俺の第6感が訴えておるワイ!

 

 

 

 

 

パンパンパンパンパン 

カンカンカンカンカン

ドカ〜ン

   

ドゥ〜〜〜〜ドゥ〜〜〜〜〜

 

どうやら間違った選択をすると即死する模様。

まさに漢のゲームである。

 

 

 

あきらめずに2度3度4度・・・・・・・

とにかく即死するこのゲーム。

展開上、急に選択を迫られ、しかも制限時間があるので画面から目を離せず、

選択をミスるとまた同じムービーが・・・。

酒でも飲んでないとやってられませんが、せっかくなので、なぜかガルゾメンバーが力を合わせて徹夜でプレイすることに。

そこで見つけた名シーンをちょっと紹介。

 

●『操作は簡単だ』

 冒頭の、ガンダムに乗り込んだときのセリフ。

 でも、はじめは何をやればいいのかさっぱりなので、このセリフを何度も聞く羽目になり、

 『簡単じゃねージャン!』と、思わずツッコミを入れないやつはいないだろうと思われる。 

 

●『仲間に入ってくれるね?』

 民間人とか言っておきながら、結局ガンダムを動かせるのが主人公一人。

 『今、艦長は私が代役だ、しかも、ガンダムを操作できるのは民間人の君だけときている。

  地球を救うために、われわれに協力してくれないか・・・・。

  これを・・・・、受け取ってほしい・・・・・・・。』

      

 と、ブライトさん、仲間に入ってくれと、こんなバッヂ(?)を差し出します。

 

 『ん?なんですかこれは?』

 

     

 って、手を閉じちゃあもらえませんよ〜(笑) 

 

 

 

 

     

 ドゥ〜〜〜〜ドゥ〜〜〜〜〜

 ああ!受け取らなきゃいけないんですか!

 

 って、なぜ首だけになる!ガンダム!

 こんなところで即死かよ!

 

 

●ラッキーボーイ

 数少ないこのゲームをやった方々なら、この単語を見ただけで思わず顔がほころんでしれないけれど、

 リュウ=ホセイ。陽気な黒人としてのアレンジが施されており、

 かなりイイキャラに仕上がっております。

 アゴ割れシャアに狙われ、片足を破損し、大気圏突入をやらかして生還したときは

 『ヒューウ、つらい戦闘だったなあ。

  あの赤い彗星とやりあって生きてるとはラッキーボーイだぜーィ!

 と、主人公をアメリカンなアクション付でたたえてくれるリュウ。

           

 特に理由はないが、いいヤツだと思う。

 アレ?リュウってこんなキャラだったっけ?な〜んて思ったりしたが、原作の方の印象が薄いんでこれで良し。(超個人的)

 

 

 

ジオン公国に栄光アレー!!

バルカン>バルカン>グフ登場>(武器をサーベルに切り替えつつ)防御>ビームサーベル>弾かれてもういっちょサーベル

などと、記憶力とカンだけで進んでいくという、ある意味これ以上の作業はないってな感じのゲームを進めていき、

ついに最終局面を迎えた我ら。

しかしそこは、ガルマ=ザビ オンパレード。

オンパレードと言うのはこんな感じ。

 

 

  

原作から類推しようとすると、頭の中で検索に引っかからない方(左)がガルマ。

手柄を立てさせてくれると言うシャア少佐のお言葉に大喜び。いいヤツです

 

   が。

 

  『君の父上がいけないのだよ』

 

シャアの油っぽい顔がスクリーンにでかでかと表示され、事の顛末を話してくれます。

あっさりと裏切られるガルマ。

ホワイトベースの一斉射撃により、空母ガウはボロボロに。

 

 

ついでに、ガルマもボロボロ。

 

『ジオン公国に栄光アレー!』

 

大和魂あふるる特攻を試みます。

 

だが、

 

「うわー」

最後までガルマはガルマ。

そして

 

投了。

こんな場面まで実写で統一するとは。凝ってんだかふざけてんだかもうわかりませんな。

ああ、ガルマ=ザビに栄光アレ。

 

 

 

ラストの葛藤

ラストは、上のようなガルマオンパレード状態なんだけど、

話の途中途中で選択が迫られるため、

ボーっとして気づかないと、ゲームオーバー>もう一回。

なので一時も目が離せねえ!

 

『君の父上がいけないのだよ』

『ジオン公国に栄光アレー!』

ってのが終わったあたり、約3分後からやっとゲームスタート。

なぜかガンダムは、ホワイトベースに特攻かけてくるガウの上にいます。

 

ガウが突っ込んで来る!どうする!?ガンダム!

 

そこでブライト艦長が、、無茶なことをひらめいてくれます。

『ガウがこのまま突っ込んでくる気だ、

 一斉射撃で打ち落とすから当たらないように気をつけろ!

 

何を言いやがる!

 

言うが早いか、速攻で全弾ブッ放す艦長。

地球の未来がかかってる試作型MSに向かってイイ根性してます。

ちなみに、ここで左を押さないと即死ですので注意が必要。

 

 

 

と、ラストはそんな感じで進むのだが、

ここのムービーは、口が酸っぱくなるほど言ってもまだ足りないくらい長げぇ!

特に最初の3分!

失敗すると、また一つ前の区切りに戻るので、

何度も

『君の父上がいけないのだよ』

『ジオン公国に栄光アレー!』

と言うアツイ展開を見るハメに。

 

で、我々ガルゾの場合、この頃はなぜか朝の4時とかになっていたので、

ボーっとしていて何もせずに即死という場面もしばしば。

そんな状況で、最悪だったのが、

『ラストに入って、もはや選択の際の予想が不可能』

と言う事態に。

具体的に言えば

 

『武器4種類、ガード、アクション、方向キー×4の全部で10択

 

もしかして、新開発の拷問?

 

 

朝5時。

もう、ガルマの特攻を3時間は見ているでしょう。

で、そんなこんなでやっとシャアとの一騎討ちまで到達。

 

『君もニュータイプなら私に当てられるだろう!』

ホワイトベースのハッチの上に立って挑発するシャア。

『ニュータイプだかなんだか知らないが、俺は撃つ。』

バズーカで応戦!

ホワイトベース爆破!

 

 

そして寝た。

 

 

 

総括

 このゲーム、語ろうと思えばいくらでも語れそうなのだが、疲れてきたのでここらへんにしとこうと思う。

はっきり言って、このゲームをやるには根気が要る。

しょっぱなからデフォルトで10択。

一応予想はできるけど5択とかってレベルはアメリカ仕様だと思って我慢するしかない。

さすがはモータルコンバットの国。

でも、CGは力が入ってるので一見の価値はあるかも。ファンなら買い。

あと、なるべくなら仲間と酒を飲みつつ『ラッキーボーイだぜー!』

とか言いながらやるのがイイかも。バカっぽくて。

そのバカってのは我々のことだけども。

 

 

 

追記。

 このゲームでつまったって人は、せっかくなので質問を受け付けようと思う

 

 

 Q:初めてシャアに会ったときに撃たれてしまうのですが、どうすれば良いのでしょう。

 

 

 A:上です。

 

 こんな感じで。

 

 

PS.な、なんと、ガンダムの攻略を買ってくださった人が現れた!

   その名はくまっちさん。

   まだガンダム攻略をしてない人、全体的にドンなのか知りたい方。ぜひ行って見てはー。

 


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