バトルマスターinUSAサムライ伝

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ガイジーン!!

ケンジロー!!

 

これはある夜の朝四時ごろの会話ログ。

はっきり言って頭悪すぎです。

 

でも・・・・・・でもしょうがないんです先生!

こ・・・・こんな映画みたら・・・・・ああ!ガイジーン!!←バカ

 

 

 

ないよう(内容)〜〜〜〜。

 

この映画、バトルマスターinUSAサムライ伝(なげえ!)は、

適当にテレパルとか見てチェック入れておいて、

すっかり忘れてた時にTVCMで見て、速攻でビデオ予約した代物。

とにかくスゴイです。

なにがスゴイかって?

そりゃあ、日本の勘違いっぷりと、ケンジローの顔の強さです。

 

どっちもまだなーんも説明してないから、全然わかんないだろうけど、

とにかくなんか、アツイものを感じる映画なのだよ!!

 

さて本題。

この映画の主人公・アンドルーは、飛行機事故で孤児になってしまった悲しい過去を持っています。

でも、そんなモノあんまり関係無いから割愛。

んで、飛行機で落ちたのが日本っぽくって、そのまま変なオヤジに育てられます。

って、他に身よりはなかったのか・・・・・・・・・

 

怒涛の導入部

 

『ガンバレー!』

 

コテコテ外人発音で叫びまくるハゲジイさんwithヒゲ。

竹刀を持って,どうやら子供を鍛えてるようです。

でもその子供、なぜか目隠しして勝負。竹刀持ってるけどあんま意味無いか・・・・?

ジイさんは、まわりぐるぐる回って叩いたりしてます。

『ほら!コッチだコッチだ!』

イジメかなにかですか?

 

 

『五感を研ぎ澄ませば、弱点は強みになる。

 そしてサムライは五感を超え、

第六感(シックスセンス)を身に付けるのだ!』

 

無茶いうな。

 

ちなみに、オヤジはこんなのです。

 

↓こんなの。

頭に『玉』って書いてあります。

この方の苗字は『サンガ』。

たぶん、玉は全然関係無いです。

さて、実はこのオヤジ、代々サムライの伝統を守ってるらしくって、身寄りのないアンドルーに

小さい頃からサムライの英才教育を施します。

 

 

『では!最後のリンシュー(練習)!』

 

立派なマッチョに成長したアンドルー、最後のリンシューもやっぱり目隠しです。

四方の竹を切り倒し、オヤジの投げる林檎もみごと真っ二つ!

『それがサムラーイのシックスセンスだ!

 サムラーイは矢が飛ぶ前にその軌道を読み、

 鐘が鳴る前にその音を聞くことができるのじゃ!』

 

たぶん、鐘の音は気のせいでしょう。

 

この映画、全部が全部こんな感じ。(T-T)

 

こんな感じなので、

修行を終えて、免許皆伝の印に、家宝の刀を貰う時も、

 

もちろん正装。

って、なんで裃(カミシモ)なんだ!!?

 

これじゃあ、お裁き中の金さんです。殿中でござる金さん!(卒倒中)

 

さて、免許皆伝を受けて面白くないのが、このオヤジの実の息子、ケンジロー。(要チェック)

実の息子なのに、家宝の刀は変な外人に持ってかれるわ、二人とも正装だわで怒り心頭。

変な格好で二人が向き合ってるところに、ケンジロー乱入!!

そしてすぐさま

 

『ガイジン!!』

 

罵りまくり!

とうとうと、自分の正統性やら強さやらをこの場で誇示して見せます。

 

 

しかしこの後、ケンジローが罵ったお詫びの印に、小指を切ろうとしたり、

それをオヤジが、『ざっといずヤクーザ!

      のっとサムラーイ!』とか、止めに入ったり、

杯を交わしちゃったので、もうヤクーザになっちゃったとか、

ヤクーザになったので、金さんみたいな彫りモノをみんな彫ってるとか、

変なJAPANが満載。(主にケンジロー)

 

 

このシナリオ書いた人は、どんな文献を読んで日本を勉強したんだろう。

 

 

んで、ヤクーザになってしまったので、ケンジローは破門。

みそぎが終るまで、家の敷居もまたいではいけなくなってしまいました。

このシーンはツッコミどころ多くって、ホントすごいよ。(T-T)

 

ちなみに、こんなことが起きてる間、当の主人公はというと

 

隣でただ困ってるだけでした。

すっかりケンジローに飲まれちゃったみたいです。

これでは、見た目が面白いただのガイジンだ。

 

 

 

ロサンゼルスの夜

 

変なことが起きつつも、主人公は免許皆伝を受け、アメリカに飛んで行きます。

そして五年が過ぎ、ロサンゼルスのある夜に事件は起こりました。

 

『うーん、・・・・・・・・・ハッ!!!!』

うなされて目覚めるアンドリュー。目覚めた場所は普通のマンションの暗い一室。

 

暖炉の上にはショーケースがあり、

その中に、大事な刀が置いてあります。

試し切り・日本刀鑑賞

とか、ショーケースに書いてありますが。

主人公は、何を試しに切るつもりだったんでしょう。

日本バンザイ。

 

そんな部屋に、なぜか人の気配。

目覚めたアンドルーは部屋の隅に隠れ、体勢を整えながら呟きます。

 

『敵だな…!!』

 

なんでだよ。

 

中に入ってきたのは、いかにも強盗っぽいヤツら、

『刀はどこだ!!刀は・・・・・・これだな…?』

と、展開バレバレの台詞を吐きながら刀を探してくれる強盗団。

試し切りとか書いてあるけど。

 

後ろから掴みかかり、とりあえずサムライ技の一つ、『関節技』を食らわせてくれるアンドリュー。

続けざまに四人の強盗団に目潰し!!金的!キック三連発で応戦!!

 

おいおい、何処がサムライだ。

 

そういう突っ込み入れてたら、遠くから撃たれてバッタリいっちゃいました、主人公。

弱いぞサムライ・・・・・・・・・・・・・・(^-^;

 

 

 

何時間倒れていたんでしょうか、

『ガイジーン!ガイジーン!』って言う、

ケンジローの夢にうなされ、目覚める主人公。

ドーソン並に目覚めが悪いと思います。

 

と、ここからなにを思ったのか、記者を呼び出したりして

『湾岸戦争がどう』とか『サウジの王子がどう』とか、『日本刀の傷がどう』とか話し出します。

話しを端折ると

『サウジの王子が殺された!でも殺された写真を見ると頭から真っ二つの傷だった!

 また、現地では同様の事件が多発している様子。

 この傷はもしや日本刀によるもの!?弟のケンジローと、なにか関係があるのでは!?

 そう直感した主人公は、美人記者をつれ、一路サウジへ向かうのだった!!』

 

って感じです。なんでケンジローって直感で分かったかって言うと、

『刀傷は、いわば剣士のサイン』だからだそうです。

 

 

ただ真っ二つに切れてるだけなんだけどね。

 

 

だいぶ状況が飲みこめて来た主人公。

黒幕のケンジローを追うべく、バーなどで情報を集めますが、

一軒目で大当たり。ワー、スゴイスゴイ!

 

大当たりした挙句、ケンカに巻きこまれ>拉致監禁>拘束。

 

 

シックスセンスはどうした。

 

 

主人公が捕らえられたのは、ケンジローが居るヤクーザの組織。

そこでは、なぜか地下格闘技場が大盛り上がり。

そこでケンジローは、チャンピオンとして君臨していました。

例えるなら武器を持ったバキってとこでしょうか。それも日本刀。

観客がKILL!KILL!KILL!KILLとか叫んでます。

あまりにもあまりな展開に、涙を禁じえません。(T-T)

 

人質に取られた例の美人記者をダシに、

主人公も格闘大会に参加させられます。

もちろん、ケンジローと当たるのは決勝。

 

 

死のバトルが闘技場で行われる最中、

アンドルーは、昔の出来事を思い出していた。

『そう・・・・あれは俺が16のころ・・・・・・・・・・・』

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

『ハイッ!ハイッ!ハイッ!』

 

一生懸命稽古に撃ちこむアンドルー少年。

と、そこへ

じゃーん。

突然忍者出現!

 

 

ばーかばーか。

 

 

『ハーッ!!』

突然現われた忍者は、側転からバク転に移り、

びっくりしているアンドルー少年に襲い掛かかる!

アンドルー少年はびっくりしたまま、持ってる真剣を叩きおとされ、

部屋の隅に追い詰められてしまった。

 

謎の忍者は、アンドルーの喉もとに光る切っ先を付きつけ、覆面にそっと手を当てた。

そしてその覆面を・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

って、おまえかい。

『恐れは不要な負けへとつながる・・・・・・・・・・

 死を受け入れるのだ。

 

ムム!ちょっとまともな事言ってるような気がするぜ!オヤジ。

でも、忍者になって襲うな。

そんなどうでもいいことを思い出し、アンドルーは試合に臨みます。

 

 

第一試合

 

『試合だ!早く来い!』

 

思い出してもしょうがないような過去を思い出していると、試合の時間が来た。

でも、『生きてるかどうか、彼女に会わなきゃ試合やんないよう!』

とか言って、主人公、駄々をこねます。

駄々をこねたかいもあって、彼はヒロインと会えることに。

 

『怖いわ、ここを早く出ましょう・・・・・・』

 

普通の映画なら、ここでヒロインを助け、さっさとここを脱出することに奮闘する所ですが、

ここはバトルマスターIN(以下略)。主人公は試合に出る気マンマンです。

 

『どうして出ようとしないの?・・・闘いを望んでいるの・・・・?』

『君にはわからない、君には・・・・・・』

『何がわからないのよ・・・・・・・』

 

 

主人公は困った顔をして、続けた。

『ギィリー(義理)。』

 

 

なんでだよ。

 

 

さて、一方ケンジローですが、第一試合から気合十分。

とりあえず袴に、なぜか白い鉢巻。

 

スゲエ凛々しいぞ!

そして!やっぱ目が強い!

 

 

で、相手は『へっへっへ、貿易赤字の借りを返してやるぜ…・・』

とかいうアメリカ人。

『カモーン!カモーン!』

とかいって、右へ左へナイフをカチャカチャやってるので、

既に試合開始から負け犬ムード。

 

 

アメリカン  『どうした!!?ホラ!来いよ!』

ケンジロー 『イヤー!!』

ズバア!!!

 

アメリカ人真っ二つ。

 

 

あーあ。

 

 

 

そして決戦に。

 

『彼女を開放してやれ!』

『試合に勝ったら出られるさ・・・・・・・・・』

 

ケンジローと主人公、アツイ会話をしたのち、

ついに兄弟対決に突入。

日本風のBGMが流れる中、二人がまずやったことは、

 

お辞儀

 

刀をうやうやしく持って、お辞儀なんぞしながら、

『貴様を殺し、サムライ・トラディッションは俺が受け継ぐ!!』

とか言ってます。なんなんでしょう。この空間は。

変な緊張感だけはあるし。

 

 

礼が終った後、いきなり試合へと突入。

ケンジローが刀を先に抜き、アンドルーは防御の体勢。

 

何度も刀を交わらせた後、互いに最後の一撃を見舞わんと交錯する!

カキーン!

 

背中合わせになった二人の顔がアップで映り・・・・・・・

 

アップで映りぃぃぃぃぃぃぃぃぃ

 

うわあ。

ケンジロー、顔強すぎ!!

 

 

 

 

おっと、話を戻そう。残念ながら、二人が交錯した後は

ケンジローが深い傷を負ってしまいます。

ついでに足の筋とかも切られちゃって、もう動けない状態。

 

『止めを刺せ!!ガイジーン!!』

 

罵るケンジローに、アンドルーはハラキリを勧め、

主人公はその場を後にします。

 

 

と、ここで問題です。

主人公が敵に背を向けたときに、敵役がすることと言えば??

 

回答は1度だけです。

いいですか?

 

それでは、お答えをどうぞ!

 

 

あーあ、当たっちゃいましたね。

 

 

答え:後ろから不意打ち

ちなみに、ケンジローはこの時、手元の刀を投げますが、

主人公は例のシックスセンスで反撃!!ケンジローの刀を跳ね返す!!

・・・・そして、跳ね返った刀は・・・・・・・・

 

 

もうこれ以上は言わせないでください。(T-T)

 

 

 

ハイ、ケンジローに刺さりました。

合掌。

 

試合終了後、出口で女性記者が主人公と落ち合い、こう呟きます。

『終ったわ・・・・・・・帰れるのよ・・・・。』

 

 

え?これで終り?

 

 

殺人事件とか、ヤクーザの話とか、これっぽっちも出てこないで、

さっさと帰れることになっちゃってます。良いんでしょうか?

まあ、良いんでしょうね。水曜深夜3時の放送だし。

 

 

と、なんかノリにまかせてつらつら書いたら、

こんな長いものになっちゃいましたが、まあ、こんなもんです。

バトルマスターinUSAサムライ伝。

ビデオ化してるのかなあ?もし見つけたら、一度見てみるのもいいかもしれませんよ。

酒飲みながら、突っ込み入れつつ・・・・・・・・(^-^;

 

 

 

おまけ「変な日本語」

 

天下無敵

剣闘士の一人の頭にこんな文字が。

一応、中国人っていう設定。

きっと天下無敵なのでしょう。

ケンジローにやられたけど。

 

 

連盟本部

ケンジローの控え室に、なんでこんな文字が?

掛け軸じゃあないしねえ。

『米国戸山流居合道連合本部』

キタナイ字で一生懸命書いております。

現在の新しい書道の先駆けか!!?(絶対違う)

 

きっとケンジローは、連盟の本部長なのでしょう。

 

 


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