雪の日の話

 

元が中学生の頃は、そこら中を走り回っているガキンチョであった。

で、そこら中を走り回るだけでは、なんともしがたいので、

『せっかくだから』って感じで、

教師の家に何の前触れもなく押しかける>そこで夕飯をおごってもらう大作戦

を決行する事にあいなった。

今考えてみると、えらい迷惑な話である。

で、一番最初に行ったのが、我々の担任、O先生の家

家のまん前まで行って、電話をかける。出たら最後、もう居留守はできません。

なんて迷惑な話でしょう!

で、残念ながら、その日は先生は出なかったのですが、

後で直接話しながら、なぜか「雪の日に行く」という約束になってました。

 

で、それから我々は、英語の教師が千葉にいると聞けば、千葉に行ってピザを犬の様にくらい、

体育教師がタクシーに轢かれたと聞けば、その現場を押さえに飛んでいったりと、

職員室での評判はどうだったのか、いまさらながらちょっと気になるほど。

 

そうこうして、ある冬の日、我々の待ち望んだ雪が降りました。

さっそく、いつものメンバーで集合!

が、思わぬ事が発覚しました。雪が降っているので、自転車で移動するのは無理です。

いつも片道3時間くらいならへっちゃらな我々でも、雪の降り積もった道は走れません。

しょうがないので『歩き』です。

ここで「あきらめる」と言う答えが出なかったのが、後の自分と、全く同じ事に今気づきました。

ここらへんが俺の原点?

 

 長靴に厚い手袋。これからどこ行くんでしょうかって状態です。

途中コーンスープなぞを飲み、夜の暗さもあってか、道を間違え間違え行きました。

が、ついにどこでどう間違ったのか分からないけれども、完全に道に迷う自体に。

このまま帰れずに一夜を過すか!?などという今で言うガルゾ的な展開に、

我等はとりあえず現実逃避的に雪合戦

一通り汗を流します。

で、事の自体が分かりかけてきたところで、おもむろに先生のとこへ電話。

なんとなく敗北です。

「そのまままっすぐでOKだよ。」

という言葉どおり、ついた先には先生の家がありました。

小さな部屋へ通され、そこでブラックジャックだのポーカーだのをやり、

近くのファミレスで夕食をおごってもらったりしました。結構いい待遇ですね、これは。

いきなり押しかけていったのに、いいんでしょうかってくらいな…(^_^)。

 

 雪が降ったら遊びに行く。

それは、遊びに行く事も楽しみの一つでもあり、また、

雪が降って、誰も通っていない雪道をわがもの顔で歩く、という行程も密かな楽しみだった様に思えます。

そんなことが2年も続いたでしょうか。

我々は卒業して高校、先生も、すこし後に転勤。

その際、同じ学校の人とめでたく結ばれたという話も聞きました。

今はどこにいるのでしょう。

こんな話を書いていたら、今度手紙でも出そうと思う元でありました。

 


散歩でも

 

運良く授業が無いある晴れた日、暇つぶしに地元をぶらぶらしようと思う。

特に行く先も見当たらないので、新聞の折り込み広告を見る。

なんだか、見たことのある人のギャラリーがやっているらしいので、自転車で行ってみることにした。

 

やっているのは家から一駅はなれた区民会館のようなところ。

自転車でひとっ走り、隣の駅と言っても30分とかからない。

 

そうして、着いてみたものの、ギャラリーは終わっているらしい。

どうやらおとといあたりの広告を見ていたようだ。相変わらず天晴れな自分を一通り誉めてみる。

 

暇そうな職員のところでボーっとしている訳にも行かないので、いそいそとそこを退散。

で、どこに行こうと迷ったが、散歩と言えば公園に限る。

そう思い、近くの噴水のある公園へ。

一駅離れているので、あまりこの公園には縁がなかったが、なかなか噴水は立派だったりする。

 

そんな感じでいると、公園の前に古本屋ができているのを発見。

「しばらく来ないうちに、こんなものができてようとは。」

そんなことを考えつつ、入ってみる。

中には、いまどき珍しくマンガが置いていない。

神田の古本街によくあるタイプの店。

せっかくだからここで軽く何か買って公園で読んでいくのもオツだろう。

 

狭い店内をぐるっと見て回る。

昔やった美術展のカタログや、美術関係のものがあるのは、ここらへんでは珍しい。

また、奥に行くと黒魔術の書、とか、魔女の本、とか、なかなかマニアックなものが取り揃えてある。

「フーム、」

色々手にとって見るものの、いかんせん古本屋の値段になっていないのがおしい。

ガルゾ的に古本に1500円もかけられないので、何も買わずに出る。

 

あまり収穫がなかったものの、久しぶりにここらをまわってみようという気が出て来たので、

ここ1〜2年行っていないところへも足を向ける。

そこはだいぶさびれた商店街。

いわゆる団地の前にあるので、昔は賑わっていたのだろうが、今はそんな面影は無い。

駅ビルも立派なものができているのでそこにみんな持っていかれてしまった感がある。

 

その商店街をちょっと行くと、リサイクルショップがある。

リサイクルショップと言うと聞こえは良いが、適当に買ったものを適当に売っている、

フリーマーケットがそのまま店をかまえたと言った方が良いかもしれない。

で、そんな店に久々に入ってみる。

古いものが山の様に積んであるのは相変わらず。

ミニコンポなどにMD対応しているものが無いのはご愛嬌と言ったところか。

で、大きいものの間にSFCのカセットが置いてあったりする。

もちろん、箱、説明書なんて無い。それどころか動くかどうかもアヤシイ。

そんな、自分好みの雰囲気の中で色々ガラクタをあさっていると、

「PS,1つ950円」と書かれたカゴを発見。

さっそく調べてみると、FF7があったり。

「これはもしかして、安いんじゃないのか?」

などとちょっとびっくりして中身を確認してみると、3枚組のはずなのに2枚しか入ってなかったり、

PSって書いてあるのにSSが入ってたりと、なかなか飽きの来ないカゴに仕上がっていた。

 

で、その中でひときわ私の目を引いたのがコレ。

 (゚д゚;) ムム…!

 

なんでしょう、これは?CDであるのと、

ウインドウズのマークがついてるので、パソコン用、という事しかわかりません。

それ以外は変な文字が殴り書きのように書いてあるだけ。

 ヨメナイ・・・

こんなアヤシイ物を見せ付けられては、手に入れてみたくなるのは必然。

早速交渉です。

 

「おじさーん、これイクラ?」

「ああ、950円だよ。」

「もうちょっと安くなんない?」

「うーん、ちょっとあんまり来ないからねえ。CD系は。」

「でも日本語じゃないし、読めないから安くしてよ」

「今PSは来ないんだよ、なかなか。」

「これPSじゃないよ」

「うそ!?」

 

どうやらおやじさんは、ウインドウズ用と知らなかったらしい。

500円までまけてもらい、ホクホクのおいら。

値切ったのにちゃんと袋までつけてくれるこの店、ちょっと見なおしたり。

で、帰り際に、FFのCDが一枚足りない事を言ってみると、

「1枚割れてるのとかが多くて、なかなかそろわないんだよ。」

と、気づいているどころか、1枚づつ集めていたらしい。

このままではFF7が集まる頃には9あたりが出ていそうだ。

 


頭の体操

最近家庭教師のバイトやってるんですが、

そこの子に、『これわかる?』なんて問題を出されました。

で、下のヤツがその問題。できる前に答えを出されて、くやしいんで出しちゃいます。

暇つぶしにやってみては。けっこう難しい?

 

問題

下の図の、1.2.3、それぞれの黒い部分を線で結んでください。

その際に、線と線は交差してはいけません。

あと、うちの弟みたいに、黒い部分を線で貫通させるのも無し(^_^)

枠の外に線書いちゃダメですよ。線は直線じゃなくてOK.

ヒント:キーワードはスクリュー

答え

 


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