悟空伝説
-MAGIC BEAST WARRIORS-
今回はこれ、悟空伝説です。
って言っても誰も知りませんね。俺も含めて。
で、この悟空伝説、なんで買ったかっていうと、その日、SFCの「熱血硬派(以下略)」を売った時に、
意外に高く売れたので、気をよくして近くの中古ゲームショップへ。
その頃、そこではPSが意外に安いというのを発見していたので、おもむろにPSゲームを物色していると、
上のようなパッケージを発見。
いつもなら「また実写か」とか思って無視する所ですが、今回は違いました。
何気なくメーカー名が飛び込んできたんですね、俺の目に。
こんな時に限って『アリュメ』です。
どうやって発音するんだ!!?
このメーカー名が発音できるようになった時にはレジの前に今したさ。
さて、このゲーム、
パッケージからはよく分かりませんが、実は格ゲーです。
俺はゲームをプレステに食わせて、キャラセレになるまで気づきませんでしたが。
で、一人でやるのもイヤなので、ガルゾも道ずれにするべく、合宿に持っていってプレイ。
もちろん被害者はセンジュです。
で、早速プレイ。
「おらおらおらおらー!」
変なサルが、岩壁を壊しながら出てきました、なんでしょう、このサルは。
この後、豚、河童と来て、牛など、このゲームの登場キャラらしきものが一言づつ
言っては消えていきます。
このゲーム、実写で、しかも人でない着ぐるみがキャラの大半。
それゆえ、その「濃さ」は尋常ではありません。
カッパなんか、どう見てもデザインが変だし。
なんでしょう、このシルクハットと蝶ネクタイは…。
この時点で引いているセンジュ。まだ道のりは長いぞ。
変なデモを見終わった後、スタート画面に入ると、
STORY MODE
V.S MODE
の二つが選べます。
って、何か足りない。
ああ、格ゲーによくある「OPTION」がないのねー。
これは致命的ではないのか?
かのデスクリムゾンにも、オプションくらいはあったと聞く。あんまり意味ないみたいだけど。
まあ、これは「製作者の自信の現れ」と見て、まず間違いありません。
では、早速プレイ。
波動拳が出ねえ。
これは俺の腕が悪いのか?
いやいや、サターンパッドで自由自在にダークネス出してるサワダも出てないから、
このゲームに何か致命的な欠陥があるに違いない。
まあ、よく分からないメーカーの出した格ゲーにはよくある話だけどね。
で、我々の苦心の努力により、「キャンセルすれば出しやすい」事が発覚。
でも連続技になりません。
しかも、この気持ち悪いステージの背景はなんでしょう。
←キモチワルイ背景。
もはや前衛的という言葉すら霞んで見えます。
そうこうしているうちに、豚に二本先取される。
「チイ―!!この豚がアー!!(文字通り)」
あきらめずコンティニュー。
言い忘れていましたが、このゲーム、ストーリーモードにすると、悟空しか選べません。
悟空で勝ちぬいて行くのでしょうか。
これではまるで、ガイルしか選べないストリートファイターバトル(以下略)。
通称サワダゲーです。
気を取り直してやった所、見事ブタを撃破。すると、仲間になった模様。
どうやらこのストーリーモード、倒したやつが仲間になるシステムらしいです。
そこで、せっかく仲間になったので、ブタを使ってみる。
あっさり河童にやられます。
あ、ブタの顔が灰色になってるよ。どうやら一回やられたら使えなくなるみたい。
ある意味シビア。
ここで悟空登場
『うお―!!』
気合を入れるセンジュ。しかし撃沈。
全員やられてしまったので、少し前に見たコンティニュー画面をまた拝む事に。
で、コンティニューしてみると、なんか違和感があります。
ブタが灰色のままじゃん。
どうやらこのコンティニュー、サルを復活させるだけらしい。
そうこうして、ブタ、カッパと倒し、仲間にしていると、変なことに気づきます。
「こいつらって、元々仲間じゃなかったっけ?」
良くぞ気づいたセンジュ。
せっかくだから説明書を読んでみます。
「かつての冒険から300年後、三蔵法師も既に無く、
(中略)
目的もわからず戸惑う悟空にかつての仲間が襲いかかってくる。
そして新たな事実が…。」
やられてるじゃん、三蔵法師。
って言うか、目的がわからないのね・・・。
わけもわからぬまま、かつての仲間を如意棒でどつきまくる悟空。
いい根性しています。
で、このゲームをやっていくと、ある事に気がつきました。
ジャンプ大攻撃>立ち大攻撃が最強。
あまり凝った事をやると、負けます。
で、それに気づいた我等、破竹の快進撃!!
この頃になると、我々ガルゾが一団となって、計画的に対戦を組んでいきます。
「飛び道具の強い竜王には、ジャンプ力のあるカッパが有利。」
とか、
「白虎には、攻撃力の高いブタがいい」
とか、
「悟空はオールマイティーで使いやすい。」
など、どうでもいい作戦ができあがったり。
そうして、いつのまにかラスボスのナタ太子(漢字が出ない)が登場!
先ほど倒した竜王を使って、あっさり撃破!
やった―!感動のエンディングだー!
そう思いつつ、始まったムービーを食い入る様に見てみます。
すると、ゆらめく炎をバックに、竜王が一人。
竜王 「むうおおおおおおおお!」
悟空 「まずいぞ、闘気があふれすぎている!!」
カッパ 「このままではみんな、燃え尽きてしまう!!」
羅刹女 「まさか!」
ブタ 「アニキ!助けて〜」
牛 「ぬうああああああ!」
白虎 「うわーーーー!!」
全員 「アチチアチチ!!!ギャ―!!」
―ムービー終わり―
呆然とする我々をブッチギリな速さで置いてきぼりにしつつ、
画面は無常にもスタッフロールへ。
苦労して、エンディング10秒!
やりやがったな!!アリュメ!!
この際、悟空の着ぐるみに、女の人が入っていたなどと、新たな発見もありましたが。
ストーリーは今だ謎のままです。
個人的に途中から使える「金閣」
こいつのヒゲがあまりにもうさん臭くて気に入っていたのですが、
このエンディングで、いかにもダメっぽい演技が見られたので、個人的には満足だったり。
で、全体的な感想。