新 忍伝(sin-sinobiden)
俺と土星と新忍伝
セガサターンで発売された新忍伝。
このゲームが無かったら、このホームページは無かった…
なんて言うと言い過ぎかもしれないが、別段そんなことも無い。
忍伝(しのびでん)はひとことで言えば、アツいゲームだ!
もう、熱くて死ぬほど!!いや、マジで。
対象年齢18歳以上というのもうなずける。
熱すぎるからね。(違う意味で18歳以上なのかもしれないが、そんなことには耳を貸しません)
90歳以上のご老人にもある意味毒かもしれません。
ご使用には十分な注意が必要です。
ゲームのウリ、それはムービー!
このゲームはいわゆるオーソドックスな横スクロールアクションゲームである。
レスポンスやら、難易度の上がり具合といった基本的な部分は、
セガの看板ゲームということで当たり前のように良い。
そこも、他のゲームならウリの部分だろう。
…が、
ステージの合間合間にあるすばらしいデモ。
このデモが必見なのである。
なんと言っても主人公の顔が笑える すばらしい演技がさえている!
そんなデモシーンの中で、すばらしい名文句が次々と連発され、
何時しかそれを我々が使うようになり、
「ガルゾ語」
と言う1ジャンルを築くにまで至る。
この「ガルゾ語」は、今度、辞典にでもしてアップしたい。
では、おくればせながら、登場キャラの紹介をしてみたい。
ショウ
このゲームの主人公。
忍びなのになぜか白と赤の服を身にまとい、
さらわれた「アヤ」を連れ戻すため、単身「闇の組織ガルゾ」と戦う。
ゲーム中、デモシーンで、手の平から緑の光を放ち、相手を催眠状態にしたり、
喰らえ!謎の催眠光線!
火曜サスペンスで出てくるような崖から
アヤを追いかけるために水中に飛び込むくせに、
ゲーム中では水に落ちるだけで死んでしまったり、
達人になると山をも壊す最終奥義に目覚めたりと、目覚しい活躍を見せる。
アヤ
オープニングで炎の中から「ショーウ!!」と叫ぶのだが、
まるで怪物のよう なかなか特徴のある顔つきで、
プレイヤーのやる気を
そのままあきらめの色に塗りつぶしてくれやがります。
途中途中出てくるので、よくみればなかなか
…などということはけして言えません。
しかし、このキャスティングはまさに絶妙!!
途中で出てくる台詞のたどたどしさ、臭い演技に全力でぶつかっていく姿勢など、
ムービーのいかがわしさと相まって、
まるでスルメの様に味がありまくりだぁ!!(日本語崩壊)
このせいでアヤ人気は95年あたりから50%は増えたに違いないだろう!!(未確認)
カズマ様
実を言うとこのゲームの影の主役である。
ラストでは「よくきたなショウ」と言って、
颯爽とそのお姿を現してくださります。
←颯爽と登場するカズマ様
ゲーム中では、意味も無く大笑いをしたり、
部下の忠告などにはまったく耳を傾けないなど、
素晴らしいキャラクター像で我々は魅了されっぱなしです。
ラストでは、「山をも砕く」と言われる「最終奥義」を
食らったにも関わらず、
そのまま長々と喋りつづけ、
崩れかけたガルゾ本部からショウ達を守るために
彼らの周りにバリヤーを張って果てていく姿は、
人々に感動を与えないことがあろうか!いや、無い!
それにしても恐ろしく丈夫である。
また、ラストシーンでの満足そうな笑みなど、
今なおその魅力は尽きることを知らない!
満足そうだぜ!
ああ!最高だよカズマ様!
商品としての紹介
商品として、私的には、このゲームは
中古で2000円ほどの秀作ではないかと思っている。
デモシーンだけでなく、アクションシーンも実写取り込みであるが、
その動きは実に滑らかだ。
操作性もSEGAさまさまのでき。
実際に良い点を列挙してみると、
1 アクションが豊富であり、しかもそれを使いこなさなくてもクリアできる
2 操作性が良い
3 クリアできる程度の難易度であり、面が進むにつれて、程よく難易度があがって行く
4 デモがあらゆる意味でナイスである
5 デモが飛ばせる
6 ロゴも飛ばせる
7 ちょっとくらい穴から落ちても平気
8 カズマ様がいらっしゃる
など、上げていくときりが無いくらいだ。(この時点で保存用をもう一個買うことが決定)
だが、実際は実写取りこみ+18歳以上推奨なので、
いわゆる大味洋ゲーに非常に間違えられやすく、
いまいち高い評価を受けていないきらいがある。
って言うか、
モータルコンバットの
あの難易度の高さはなんなんだ!?
さて、そんな素晴らしい忍伝であるが、今のところ秋葉原などでは500円ほどで買える。
もし、デスクリムゾンなど
中古プレミアゲームを買おうか
迷っているのなら、
即「新忍伝」を買うべきである。
と、いうところで、今日は布教活動を終わらせたい。