闘将!!拉麺男

(たたかえ  !!    ラーメンマン)

ジャンプコミックス/ゆでたまご作


今回は ラーメンマンだ。

ラーメンマンとは言ってもただのラーメンマンじゃあないぞ。

闘将!!拉麺男だ!!

読めない?これは「たたかえ!ラーメンマン」って読むんだ。

中国語かどうかは知らないけどね。

で、このラーメンマン。20代くらいの人なら知ってるかもしれないけど、

キンニクマンに出てきたあの超人。そう、あの残虐超人の、

そんなラーメンマンとはまったく違います。いやさ別物。

キンニクマンに出てくるラーメンマンはなにか「悟った人」でしたが、

ここに出てくるラーメンマンは、悟ったふりして言動矛盾&ワガママBOYです。

しかもその名は「美来斗利偉・拉麺男(ビクトリー・ラーメンマン)めっちゃ当て字です。

ラーメンマンはこんな人です。

で、この作品、現在12巻出ていますが、読めば読むほど作者『ゆでたまご』の

むちゃくちゃな世界が展開していきます。

ここまですごいと、もはやすがすがしささえ感じてくるほどです。

で、どこがすごいのか、はじめは主人公のラーメンマンは置いといて、

脇役の「流星拳砲岩」からせめてみたいと思います。

 

 

流星拳砲岩って誰さ

流星拳砲岩。登場当初はこんな感じ。(第1巻『敵討ちの巻』)

めちゃくちゃ悪党づらですね。

って、その通り悪党です。

彼は必殺技『散弾流星脚』で、一般ピーポーたちを殺しまくる訳です。ハイ。

しかも、この技、主人公ラーメンマンに言わせると、

彼の流派『超人拳法』をも凌ぐって言う強さ。もはや事実上この時点で最強です。

こまでで、

この砲岩さんのサクセスストーリが終了します。

 

なぜって?

この砲岩さん、今回の話中、村人たちを殺しまくって、ギョウザと言う子の父親も殺してしまいます。

で、その子供がラーメンマンの修行を受けて復讐を誓うのですが、

この子供、1週間の練習で、あっさり散弾流星脚返しをあみだし、本懐を遂げます。

あまりにも短かったサクセスストーリーの終焉

しかし、これに凌がれてしまう超人拳法っていったい…、

などと考えては行けません。ゆでたまごですから。

で、ここで砲岩は見事復讐を果たされ、くしくもガキンチョの刃に倒れてしまいます。

普通のマンガならここで終わりになってしまいますが、

この砲岩君、ここからが始まりだったのです。

 

彼が再び出てくるのは第2巻「肉体競技場の巻』。

「世界各地の強豪たちが集まる武術トーナメント」って設定で参加者として登場の砲岩。

でも君、第1巻で死んでなかったかい?

そんな疑問も頭をよぎりますが、

仮死状態でその場を乗り切ったと仮定して気にしない事にします。

 

と、ここで会話部分

砲岩    「ところで、主催者の王皇帝と言うのはどんなヤツなんだ?」

キャラ1  「大変な金持ちで、大の格闘技狂。強いものには金を惜しまないそうだ。」

キャラ2  「ケヘヘヘ、こりゃがんばらなきゃな〜〜〜〜」

砲岩    「俺も運が向いてきたぜ。」

残念ですがそんなことはありません

 

 

 

 

即死でした。

しかも、『ひでえ…・こりゃ即死だ!!』

哀れなり。

必殺技の散弾流星客も効きませんでした……。

 

 

そんな砲岩、でも、6巻でも再び登場!!

って、何気なく生き返ってやがる。

実はこの作品、主要キャラがことごとく死んでしまうのですが、

みんな何気なく復活しています。(うち8割方ラーメンマンの虐殺:ガルゾ調べ)

 

で、この6巻では、史上最大の5悪人「暗鬼五天星』と、ラーメンマン率いる『拳星五歌仙』

が戦う話……。

って、なぜ五歌仙?とか聞いちゃあいけません。ゆでたまごですから。

しかも砲岩、いつのまにか、この頃になるとラーメンマンの仲間になってます。

しかし今回の砲岩は、以外にも大活躍。

ピンチになったラーメンマン一行!!しかしそのとき謎の影が草むらから登場!!

この影はいったい!!?

 

しかし、いかんせん、カメ持ってるので正体がバレバレです。 

 

さっそうと登場した砲岩!!まずは散弾流星脚一撃でそこにいた二人の敵を行動不能に!!

すごい進化だ!!やったぞ砲岩!!

 

で、続けざまにかかって来た「紅蓮拳炎劉」にも散弾流星脚を・・

って、何個カメを持ち歩いていやがる!!砲岩!!

そんな疑問がわくや否や、すぐさま必殺技を破られ、

紅蓮梅花拳。この後酷いことに…

ついでに相手の技をくらい消し炭になってしまう!!

 

さて、ここまで見て「おや?」もしくは「もしや?」と思った方がいるかもしれません。

そう、砲岩は完全なるやられキャラである。(例:ヤムチャ)

しかも何回もそのたびに死。

こりゃひでえ(以下略)ってかんじだ。

 

パターンとしては

砲岩登場>一応活躍>散弾流星脚破られる>砲岩敗北

と言った所です。

ここまで来ると、もはや復活してる事なんか了解済みです。

 

 

で、ここで先ほど消し炭になってしまった砲岩。10巻に登場するのですが、

このときは既に陶工のような生活をしています。

なんだかヤケに手ぬぐいが似合ってたり。

そんな平穏な日々を打ち砕くかのごとく「ラーメンマンランボー」が登場。

今回の相手の特徴としては、姿かたちはラーメンマンにうりふたつと言う所。

で、そんなランボーが拳法の勝負を申し込むのだが、あいにくカメ作りが忙しくてそれを断る砲岩。

まさにカメ作り職人の鏡といえよう。

しかし、ここで引かないランボーは、これでもかとばかりにカメを蹴り壊して勝負を挑む。

「きさま!!よくもおれが精魂込めて作ったカメを!!

 もう許さん!!!おまえの挑戦を受けてやろう!!」

そう言って立ちあがる砲岩!!カッコイイぞ!!

『くらえ!!散弾流星脚!!』

ゲエ!自分で壊してやがる!!

 

 

しかもあっさり破られてる!

驚く砲岩(ラーメンマンにうりふたつなのは左の黒い人です。)

このあとは、ご想像の通りです。

 

 

 

で、この砲岩さん、性懲りも無く、この後、皇帝の御前試合の大会に出たりするもんですから、

変な頭した念仏男とかいうやからに、やっぱり散弾流星脚を破られた挙句、

←念仏男。頭が大仏です。

必殺の落雷鐘まで食らって、

頭蓋骨がグシャグシャに……。

 

 

 

 

 

 

何度やられてもそのたびに復活してくるキャラ、流星拳砲岩。

今回は、体が回転していない旋風脚と共にお別れしたいと思います。

←体、回転してません

 

ああ、流星拳砲岩よ、永遠なれ。

 

 

 

 

マンガへ戻る