ドラゴン危機一発97
監督: ドニー・イェン 出演: ドニー・イェン/カルメン・リー/ウォン・ジーワー |
ドニーイェン!ドニーイェン!
ドニーイェン!ドニーイェン!
ドニーイェン!ドニーイェン!
ドニーイェン!ドニーイェン!
ふう・・・・・おさまった。
うーんと、この映画はですねえ・・・・
ドニーイェン!ドニーイェン!
ドニーイェン!ドニーイェン!(まだおさまらない)
ああ…思わずこんな風に叫びたくなってしまう。
とりあえず、俺が見たときの感想はこのままである。
とにかく、ドニーイェンなのである。
だってさ、よく見てよ。
監督: ドニー・イェン
出演: ドニー・イェン/カルメン・リー/ウォン・ジーワー
な。
つまり、この映画は
ドニーイェンの
ドニーイェンによる
ブルース・リーのための映画なのだ!
って、つまりになって無いね。
最後の、ブルース・リーの部分が腑に落ちない方が大勢いらっしゃるようで。
では説明。
『ブルースリーの映画に『ドラゴン危機一発』って映画があってよう、 ありゃあ、ファンから見ても、 『ブルース・リー主演』の一点以外に特に見所が無い・・・・・ っていうのはタブーなんだかどうだかワカンナイけど、 そんな感じの映画があったんだ。 んで、実はドニーイェンっちゅうヤツは、稀代のブルースリー好きでだな、 その映画をリメイクっていうか全然違う映画をつくったんだあよ。』
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以上、アメリカはウィスコンシン州の農夫の言である。
ドニーイェンの身の上
ドニーイェンは、たしか、イエンウーピンだかなんだかに見込まれ
『ドラゴン酔太極拳』でデビューしたらしい。
当初から『第2のブルースリー』と目され、今後を期待されていた。
その期待通り、色々なカンフーアクションものをこなす。
あちらのTV映画では、ブルース・リー好きも見込まれてか、
『ドラゴン怒りの鉄拳』のTVドラマ版にも出演。
もちろん主役をやったらしい。
ちなみに、映画『ドラゴン怒りの鉄拳』は俺的最高傑作であり、
リー師父最高!な映画。
ドニーイェンが主役をやるこのドラマ、スゲエ見たいんだけどなあ・・・・・・…・
ネットで調べたらビデオで2巻、「精武門 怒りの鉄拳」「精武門 マスター・オブ・カンフー」が出てるらしい・・・
って、何処で見れるんだオイ・・・・・。
あ、DVDでセットボックスの販売があるみたいだ。
30話+映画2本とメイキング、それにグッズが色々がついた豪華セット。
占めて五万円・・・・・・誰か買って俺にください…。
メーカーページhttp://www.jvd.ne.jp/seib/seibu_box.html
でも、ここ見ると、スゲエ気合の入ったドニーイェンがメチャクチャ気になるなあ。
(とか書いてたら、なんとこのDVDボックスはお流れになっちまいました!
まあ、いきなり「五万出せ!」とか言われても、ホイホイ金出す人ってあんまりいないと思うし…
ってか、売り方が下手なんだよな…JVD。
レンタルにすれば良かったのに。あと、バラ売りとか・・・。
レンタルって言えば、俺の借りるDVDって、結構ここのDVDが多かったりする…)
さて、今回はそんなドニーの『危機一発97』である。
ビデオのパッケージだけでも、
『第2のブルースリーはこのドニーイェンだ!!』
と言いたげで、実に笑える。
これがそのパッケージ。リー師父を勝手にイタコってる、ドニーのアップが良い味出してます。
内容はどうなのよ
んじゃあ、そろそろこの映画の内容をば。
その前に、一つはじめに書いて置きます。
香港映画はホントに痛いのが多い。
作品が痛いとか、そういうことではなく
(と言っても、『全身に金粉塗ってる人が周りで踊るだけのカンフー』とかもあるので、
一概に否定は出来ないんだけど…)、
痛い描写(血がでたり、切られたり)が多いのだ。
アクションという枠の中で必然とも言えるのですが、
いわば、
「なまっチョロイ格闘なんざあ此の世には無いんだよ!」
そういったアジアの性格がこの映画にはあることを、始めに指摘しておきます。
暴力描写に眉をしかめる人が、もしかしたらいるかもしれないので。
では、紹介〜〜〜〜。
ちょっと悲しげな音楽が流れる。
ここは倉庫。何故か男たち数人と、女の子が一人。
少女の首元に刀が付きつけられています。
アー!アブナイ!
そう思った瞬間!男の首が飛んだ!
ゲー!そっちなのかッ!飛ぶの!
驚きつつ、画面に身を乗り出した直後から、音楽は戦闘モードへチェンジ!
少女を一人の青年が助けにきたのだ!!
青年の片手にはノコギリ!
これで飛んだのかッ!?首ッ!!
そう思うやいなや、男たちの方も手に手斧を携え襲撃!
ノコギリと斧の壮絶な戦いが、暗闇の中で行われます。
それにしても、お互い持ってるものが殺傷力高過ぎ。
しかも、ノコギリと斧なのに、スゲエ攻防が早いです。例えるなら8ビート。
カキン!カキン!カキン!カキン!カキン!カキン!カキン!カキン!
暗闇で画面がよく見えないんだけど、
お互いの獲物が当たるたんびに火花が散ったりして芸が細かいです。
無事少女が逃げ果せたのか、敵のピストルで手傷を負った青年は、倉庫から逃げ出します。
悔しそうに、倉庫から出て来る男ども。
ちょっと曇った曇り空。
そこへ
『新・唐山大兄』(原題)がバーンて感じで出て来ます。
この導入、久々に『アツイ』と思ったよ。
ゴロゴロしながらリモコン持ってた俺が、、タイトルが出た時は正座してたもん。
貧乏村
場面変わって貧乏村。
ここでは鶏と米を争って、知り合い同士で喧嘩してる、
そんなのんびりした感じの村である。(刃物が飛び出すけど。)
そしてここに、ドニーイェンがふらりと訪れるのである。
『七星廟を探している。』
『それなら、俺が案内するぜ』
金をせびりつつ、
そう言って行動を共にするのが、ウォン・ジーワー。
ドニーよりだいぶ若いこの男、
面白くておしゃべりなキャラで、この映画には必須。
ウォンがおしゃべりな分、ドニーイェンの寡黙さがさらに引き立つし。
『ここが1番の近道なんだ、俺がガイドでよかっただろ!!』
そういって川を渡るウォン。それを追うように進むドニーイェン。
すると、目の前に貧弱な体型をした盗賊が!
『この前俺らの米取っただろ!返せ!』
『んなもん返せるわけねえだろ!』
生きるのに正直な争いが、ここで勃発。
先手必勝とばかりに盗賊たちに掴みかかるウォン!
3人ほど殴り倒したところで、さらに盗賊の加勢が続々と入ります。
おや?ドニーイェンはそれをただ見てるだけなの?
そう思うと、盗賊どもが周りを取り囲み、
一斉に手に持ってる斧(ここでもか!!?)を二人に投げつけます!!
フォンフォンと風を切りまくる手斧!
それがこの人数に投げられるのだ!
でも、これは多過ぎ。
皆さん、やる気満々すぎですわい。
これに対し、飛んできた斧を避けるため、
素早くウォンの襟首を掴み伏せさせるドニー!
ここから血の宴の始まりだ!!!
ドニーは、腰にぶら下げていたナタで盗賊どもに応戦!
再びナタVS手斧で、殺傷力高めの戦闘!
リミッターが外れたドニーは、思う存分盗賊を
ナタで切っては倒し、川へ蹴り倒します。
普通はここで敵はKOあるいは、画面外に消えて行くものですが、
ドニーは川の中まで追って行きます。
盗賊側からしてみれば、
「ゲー!蹴り倒されて川に叩き込まれたのに、
まだ手にナタ持って襲ってきやがるッ!』
って所でしょうか。
やりすぎ。
『血の川を見たことがあるか??』
回想シーンで上の言葉をウオンが発するのですが、
まさに血の川を作り出すドニー。
ついでに、
川の水しぶきまで切り刻みつつ敵を切り倒すドニー!
ナタを持って一回転するだけで周りの盗賊をなぎ倒す無茶なドニー!
仲間の股を通して、後ろの敵にナタを投げつけるドニー!
仲間の股間にでも当たったら大変だったけど、キマッたぞ!ドニー!
カッコ良いゾドニー!
ドニーイェン!ドニーイェン!
ドニーイェン!ウオー!←バカ。
と、ドニーのアクション尽くしの前半。
この後、目的の七星廟までたどり着き、なんと、『ドニーが記憶喪失!!?』
なんて事が判明するが、導入部の青年だというわかりやすい展開なので、あまり驚かない。
それよりも、なんでノコギリ持って襲いかかったかなんて方が気になる。
危ないじゃん、ノコギリ。
中盤の展開
『記憶の中にある女の子はいったい誰なんだろう?』
そう思うドニーに、再び盗賊の襲撃が!
どうやら先ほどの戦いも、全てドニーが目的で襲ってきたようです。
ドニーの記憶と、この盗賊たちとの関わりは…・・!!?
ここでも、ドニーイェンの無茶苦茶な戦いが暗闇の中で大爆発。
ザコ敵を転ばして踏みつけ!→アップで決めるドニーなんてのが見られるので、
なかなかオイシイです。
踏みつけ!・・・・そして・・・・キマッタ!(ゴリッ←イヤなSE)
んで、今回は中ボスっぽいのが出て来ます。
けっこう強そうなこの人、手に鎖なんか巻いちゃってます。
見た目とは裏腹にパワー派で、壁なんかは一撃で破壊。
いいのか?それ。
しかも、この鎖を巻いた右手が
まるで麻糸でも巻いたかのような軽やかな動きで,机を叩き割ったりするので要注意です。
てか、早回ししすぎだ。
んで、ドニーはそれに負けじと、鎖男が破壊した机の脚を、トンファー代わりにして応戦。
さらには鎖をお互い手首に巻いて、なにやらチェーンデスマッチになったりと、
アクションのテンポがドンドン上がります。
ちなみに、この戦いの行方は、
ドニーの持ってた机の脚が男に刺さって決着!
なんてアジアな決まり方をしていて、見ている者の気分をスッキリさせてくれます。
ここでいうアジア的決着とは「死」あるいは「再起不能」のことを言います。
彼らは、どちらかが動かなくなるまで戦うのです。(暴言)
んで、この鎖男を倒すも、ドニーイェンは手傷を負い、倒れます。
見ていたウォンが助けを呼びに草っぱらへ・・・・・・。
そこへヒロイン登場→ドニー介抱→記憶モドル→ラブラブ
という展開に。
細かいとこは、大体ご想像の通りだと思います。
最終決戦
実はこの映画、このシーンからが始まりと言っても過言ではない。
実際俺は、このシーンから最後までを、もう20回近くは見ている。
でも間違っても「20回見るなんてバカだなあ。」なんて思わないでくれよ、
だって、この映画自体がバ・・・・・・・・・おっと。
とにかく、ノンストップのドニーアクションは必見なので、できれば実際に見てほしい。
と、煽り文句はコレくらいにしといてさっそく続き。
記憶が戻り、ヒロインとまったりな夜を過したドニーin貧乏村。
その日の明け方、不吉な足音が、雨の降りしきる土の音に混じって響くのであった。
次の日の朝、ウオンが、気のある女の子にちょっかいを出してる、
なんていう和やかな村の雰囲気を壊すように、
いきなり大勢の盗賊が村を取り囲んだ!
右手の屋根の上には手に斧を持った盗賊団が!
左手の屋根からも同様の盗賊達が!
そして…・奥の道からちょっと貧相な盗賊の猛者達が!!
ジャーン!
貧相!
と、そんな盗賊どもの中を、一人掻き分けてくる人影が。
盗賊のボスの登場だ!
このボス、なぜかいつも目が笑ってるという、
実に良い顔の役者さん。
彼が一歩前に出て叫びます。
『ドニーの居場所はどこだ?
教えなければ皆殺しだ!』
実にわかり易い展開に拍手!
アクション映画はこうでなければ!
『すみませんそいつの居場所はわからないんです命だけは助けてください!』
命乞いをする村人を前に、盗賊ボスは『殺せ!』の指示。
海賊キッドみたいなヤツが銃の引き金を引いた瞬間から、
バトルロイヤルin貧乏村の始まりだ!
村人VS盗賊団!
おもに皆『手斧を持って』暴れまくってますが、ここにはもうツッコミません。
勿論、準主役のウオンも片手にナタ、片手にザルを持ってのガンダムスタイル。
ガンダーム!(指を鳴らす)
盾を持った彼は、敵の足下に転がりながら剣を振るう、
カムイ伝の『草薙の剣』みたいな技を使い、周りの敵をなぎ倒し、
向こうの敵にはドロップキック!
と、大活躍を見せてくれます。
(*わかり辛い例えでスマン。)
そんな一方、ドニーさんはヒロインとラブラブぶらぶらしながら村にご到着。
スゲエ数の人が、
手に刃物持って暴れまくってる村に入ってきたので、正直
『なにコレ!!?』
とか思ったに違い有りません。
まさに戦場。
『ドニー!みんなを助けて!』
ヒロインの言葉を聞くか聞かないか、ヒロインのそばを飛び出すドニー。
目が笑ってるボスと目が合います。
距離を置いて対峙する二人、ボスとドニーはどんな関係なのか?!
普通、こういった場面では周りでエキストラが暴れている中、
二人が静かに構え、1対1で戦闘開始!
とかなるんですが、
彼等の取った行動は、
周りの敵をなぎ払いながら接近。
アア・・・あまりにも頭の悪い選択肢。
そして、カッコよすぎる選択肢でもある。
ボスはテンポよく右!左!と、手斧を振り回して村人をなぎ倒し、一歩一歩ドニーのもとへ。
一方ドニーは、パンチで右!左!と、周りの敵に鼻血出させつつボスのもとへ!
この際、二人ともお互いを見つめて、周りにはほとんど目を向けていないせいか、
かなりテキトウに人を倒していきます。
その適当っぷりが実にナイスです。
特にボス、周りを見ないで刃物振り回しまくるシーンは見ていて心地よいくらい。
実にアバウト!(誉め言葉)
一歩一歩、ドニーとボスが近づき、
戦いが今始まるか、今始まるかと期待は高まるばかり。
ボスとの戦いが始まるのか!? バキッ!(村人倒れる)
戦いが始まるのか!? ドカッ!(盗賊鼻血出す)
始まるのか!? バキッ!(村人切られる)
と、期待していると、
と、ボスが突如犬の遠吠えのモノマネを始めます。
ボス!!ご乱心か!!?
劇中のドニーと共に俺も驚いていると、
『ドニー!!』
ああ!ヒロインが盗賊に拉致られてる!
嬉しそうに笑いながら散り散りに逃げて行く盗賊ども。
ボスももちろん笑い目。
これが狙いだたのか!ボス!
ってか、村人倒してたのは気まぐれ!!?
ある日〜森の中〜
『ホウー!オォォォォォォォォ!ホウー!』
ヒロインを、丸太のように抱えながら走って行く盗賊団。
この掛け声は、インディアンの声のイメージを取り入れたらしい。
が、
40人くらいがナタを振りまわしながら叫んでいる姿は、
なんだかとっても嬉しそう。
一方、盗賊に抱えられて 『下ろしてー!!』 と、ヒロイン。
周りの嬉しそうな雄叫びとのギャップが実に笑えます。
しかも、すげえスピードで走ってるし。
その頃、ドニーはというと、同じくらいすげえスピードで追い付いて来ました。
体感時速は約30キロ前後。
首の上下が起こらない安定したフォームのドニー。
でも顔が必死。
ドニーは道中で長い棒を拾い、大暴れしてなんとかヒロインまで追いついた!
ヒロインの手を取ったぞ!
その瞬間!何処からか銃声が!
『兄貴のかたきだ!』
なんと!!眼帯をしたカビラ・Jが襲いかかってきた!(違う)
それにしても兄貴の仇って、あの鎖男のことか?
アニキー!
もしくはジョン・カビラ?
6連発式のリボルバーを片手に、精密なシューティングを見せるカビラ!
弾を込める瞬間がねらい目か!?
そう思い、その瞬間を狙ったドニーに向けて、
カビラはなんと投げナイフ!
ドニーが驚いてる隙に弾の充填と、カビラのくせに芸が細かい。
岩陰に隠れて手を出せないドニーを余所に、
ヒロインを再び捕まえて逃げる盗賊その1。
ざまあみろー!
とか言って、やっぱりすごい嬉しそう。
でも、少しは逃げようとしろよヒロイン・・・・・。
このカビラ・Jを、ドニーはカウンターナイフ投げ(空中キャッチ&カウンター)
という、無茶な技で倒し、ヒロインの後を追います。
少し広い場所に出たドニー。
静まった森で足を止める。
『ム・・・・・人の気配・・・・!』
辺りを伺うドニー。
敵か!!?
前か・・・・・・??後ろか・・・・・・??
いったい何処から敵が来るのか!!?
はああああああああああああ
あああああああああああああああ
あああああああああああ!!!!!
上か!!
しかも逆さづり!!?
どっちかというと、見てる方が虚をつかれた登場の仕方!
そしてこのまま、中国拳法の散打(手技で行う試合)に近い攻防が繰り広げられます!
でも、二人とも手技早すぎ!
さっきから何度も『早い早い』って書いてますが、
これ、無茶苦茶に早いんですよ。
たぶん、皆さんの想像を超えてると思います。
だって、スローにしないと何やってんのかわかんないんだもん。
効果音も『バババババババババシッ!!!』って感じ。
ちなみに、この上から降ってきた野郎の手にしている武器は、
「バグ・ナク」、虎の爪って言う意味の武器みたい。
チャンピオン連載中
『バキ』の柳さんも御愛用!
それを手に、目にも止まらぬ手技を繰り広げるのだ!
でも、相手は我らがドニーイェン。
その拳を全てさばきつつ、関節を取ります。
ってオイ、それは強すぎだ・・・・・・・(^-^;
その後、ボクシング風のフットワークでパンチを面白いように叩き込み、
片足上げのキック20連発から、回し蹴り7連発とダイナミックなアクション!
ジャンプキックで逆さづり男をふっとばし、男が倒れ込んで決着か!!?
と、思ったところに、ダッシュ!!
サッカーボールキックを顔面に叩き込み、
本当の決着!!
さすがアジア!相手が動かなくなるまで(以下略)!!
ボスとの対戦!
待ってたぞ!
とばかりにドニーイェンと対峙する盗賊ボス!
ここで、ヒロインを盾にトクトクと今までの秘密を語るボス!
『おまえは、俺らのアニキ、つまりは盗賊のリーダーを殺した!
貴様も俺らと一緒の”7人の狼”の一員であったのにだ!
この裏切り者!』
衝撃の事実!
記憶を無くしさまよったドニーに、精神的な一撃を見舞わせるボス!
ボスは、ついでにもう一つドニーに精神的ダメージを与え、
ここぞとばかりにドニーに駆け寄ります。
このシーンは実際に映像を見てもらいたいんで、あえてここでは書きません。
ビデオ屋に無いよー、見れません。ってな人は、まあ、見て下さい。>>こちら。
思わず呆然としたドニーに、
めっちゃくちゃ嬉しそうに駆け寄ってくるボス。
もちろん、片手にはナタ。
呆然とするドニーですが、目の前までボスが迫ると、反撃開始。
ボスのナタを叩きおとし、ついに素手の戦いだ!
接近して素早い手技を繰り出すドニーに対し、
ボスは首相撲から膝蹴り。
「ボス!それはそれで、とても有効な技ですが、
いかんせん地味であります!」
とか、誰かに報告したくなります。
ドニーの回し蹴り20連発!
ボスの首相撲からの膝蹴り!
ドニーのボクシングパンチ連打!
ボスの回し膝蹴り!
ボス!またも膝蹴りばっかり!
とか思ってたら、ドニー意外と押されぎみ。
格闘技の技は、地味な技ほど有効ですか?
やっぱり・・・・・・・・脇固めとか?
んで、劣勢になったドニーは、膝蹴りで吹っ飛ばされ、
おあつらえ向きに崖を背に。ドニーに後がありません。
そこへゆっくり近づくボス!
もちろん目は笑ってます。ナイスです。
「ウオオオオオオオオ!」
倒れ込んでいるドニーに向かい、蹴りで決着をつけようとボスが足を出したその時!
カウンターだ!
>♂< グワッシャァ!!!!
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”
カウンター金的!?
ドニーの起死回生の金的により、流れは一気に変わります。
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーキック!
蹴り飛ばされたボスは谷底へ!!
普通なら、ここで落下でボス死亡>劇終か?!
となる所ですが、
やっぱりここはドニーイェン。ボスの後を追いかけます!
谷底で波に揉まれているボスを引きずり起こし、
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
ドニーパンチ!ドニーパンチ!ドニーパンチ!
やりすぎ!
『ひとおもいに殺せ!!』
とヘロヘロになりながら懇願するボス。
まったくその通りである。
でも目が笑ってるよ。ボス。
ボスの襟首を掴んで、「どうしてやろうか!?」
と力むドニー!
BGMはついにクライマックスを知らせ、二人とも高波に飲まれます。
果たして彼らの結末は!?
画面に二人が現れ、ドニーの人差し指と中指が、
なぜかうっすらと赤い色に染まっています。
ボス!
ボスはいったいどうなったんだ!?
目が〜〜〜ぁぁぁぁあぁ
目が〜〜〜ぁぁぁぁあぁ
ボ・・・ボスがー!!
ドニーさん、やっぱりボスの目が気にいらなかったようです。
って、こりゃあヒデエ仕打ちだ・・・・・。
ドニーが去って行く後ろで、波に飲まれるボス。
ああ、青い空。
リスペクト・ドニー!!
さて、いかがだったでしょうか。
ドニーイェン。
実際文章化してみると、アクションって書きにくいなあ、ホントに。
っつうか、やっぱりこれを最後まで読んでくれた方には、
是非実際に映画の方も見てもらいたい!
俺はたぶん、DVD買います。
アア!ドニーイェン!
ドニーイェン!ドニーイェン!
ドニーイェン!ドニーイェン!
ドニーイェン!ドニーイェン!
次は『新・流星胡蝶剣』紹介しようかな。ドニー出てるし・・・・・・・。