NO.12


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蒙古襲来!!

 

いや、タイトルとは全く関係無いんだけどさ、

今年からハッピーマンデーとか言うのをやってるらしいね。

年内に2回くらいあるらしいけど(1月10日現在)。

で、それに伴い、成人の日が移動移動!

でも、なんでハッピーマンデーなの!!?

わざわざ横文字使うこと無いジャン。

『幸福の月曜日』とか、『絢爛たる月曜日』とか、『華麗なる月曜日』とかだったら、

 

我々ガルゾはすぐい飛びつきまさあ!

 

『華麗なる月曜日バンザーイ!!』

 

ってなぐあいに。

 

だれか変えないかな。そんな風に。とりあえず首相あたりに直訴して。

で、こんな話を書いているが、実は本筋とは全く関係無かったりする。

 

♯本編

 

これは年の暮れも迫った、師匠が走り回ったりする時期のこと。

元とセンジュは池袋に降り立っていた。

 

『むー。池袋に来たのはいいけど、特にやることは無いのう。』

そういう俺に対し、

 

『ハッハー!!コレさえれば、俺に負けはナーイ!』

と、センジュ。

さっきA店で買ってきた、某トレカを握り締めている。

『いいか、コのトレカの安定度はすばらしい。

 この7枚のトレカを順番に見ていくだろ?そうすると、一巡して1枚目に戻ってくる。

 でも、またその1枚目が新鮮に見えるから、

  何度でも楽しめるのだ!!』

 

ゲエ!!この前のノリとおんなじだ!!

 

『いつ見ても新鮮だ!!!』

 

 

 

そんな感じで、てくてくと歩く我ら。

適当にハンズから、高速を渡ったとこにある本屋にでも行って見る。

 

『いらっしゃいませ』

 

普段使っていないこの本屋、実はすごい接客態度がよい事にまずびっくりする。

まるで紳士服のコナカのように。

 

でも、ここに来たのは『今日は美味しいものを食べようの会』を急に発足したため。

したがって、グルメ雑誌を立ち読みしつつ

『ゲー!!こんなにするのかよー!』

『周富徳の弟子の店って、なんて中途半端な!!』

などという声がこだましていたり。

 

で、色々探すも結局見つからず、サンシャイン通りとかそこら辺をうろうろする。

『ああ〜、なんか、安くて美味くて量が多くて接客のいい店はないかの〜』と、

資本主義経済に反するような暴言を吐きつつうろうろしていると、

 

『ラム肉しゃぶしゃぶ1200円食べ放題』の文字を発見。

 

どうするよ、センジュ。

むー、もしかすると肉がゴムみたいで「カミキレーン!!」ってな事になりそうだなあ。

 

という協議の結果、『せっかくなので、アズモがいるときにでも』と言う決定を下してみた。

 

 

 

♯元、センジュ、アズモ、ここに集結!!

 

それは授業の最終日、寝ている俺の電話が鳴った。

『んだよー、せっかくの休みに。んー?センジュか。』

 

『元!これからギョーザを食うからこっちに来い!』

 

何を言いやがる。

俺にギョウザを食うために1時間以上かけてそっちまで行けと!!?

って言うか、以前、インドカレーでは行ったけどな。

 

『えーい!!きょうの俺はギョーザなんだ!!』

なにわけわからんことを!!

 

すったもんだの末、池袋で飯を食おうということに。

もちろん、アズモもつれて。

でも、なぜ集合場所が○ーマーズなんだ!!?

いいかげんドトールとか普通の場所にしてくれー!!(T^T)

と、とぼとぼと一人、例の場所に入っていくオレ。

表に出ている看板が、もはや看板とは逆の効果をあげているのではないかって思うのは俺だけか??

 

まあいい、先に来ているであろうセンジュ&アズモは異界に置いておいて、

せっかくだから上の階のCD屋へ。

そこでアルバムなぞを購入していると、センジュから電話が。

『まだ来ないのかコンチクショー!!』

『うんにゃ、上の階だし』

なんて会話をしつつ合流。

 

相変わらずセンジュがトレカを買って『コレでまた何度でも楽しめる!!』

などと言っているのを横目に、例のしゃぶしゃぶ食べ放題の前に立つ我ら。

 

ラム肉しゃぶしゃぶ90分食べ放題!!1200円!

 

『うむー。ラム肉ってどうだろうのう??』

『やっぱゴムなんじゃねーの??』

 

前とおんなじような事を話してると、上の表題が目に入った。

 

この冬はモンゴルしゃぶしゃぶ!

 

嗚呼!!モンゴルだよ兄さん!

モンゴルって言うと、勿論俺らはモンゴルマンを思い出すけど、その正体はラーメ・…!!

っていうか、しゃぶしゃぶの前にモンゴルが付いただけで、

    モトの料理が思い出しにくいのはなぜ!!?

モンゴルしゃぶしゃぶなら食っていかなくては!!

ああ!蒙古襲来!

 

そんな感じで「ちんぎすはーん」って言いながら店に入る(ウソ)。

 

店に入って、さっそくオーダーを見ずに『モンゴルしゃぶしゃぶONLY』の意を告げる我ら。

良く見ると、周りは会社がえりのサラリーマン。

ゲエ!って事は、しゃぶしゃぶONLYってのはうちらだけ!!?

なんて事も考えたが、目の前の湯がグツグツ言って、肉が着たらそんなことは忘れたね。

 

でも、しゃぶしゃぶなのに、ピリッと辛いおろし系のタレなのはなにゆえ!!?

『グムー!しゃぶしゃぶに、ゴマダレが無いとはガッカリだ!』

『そうだそうだ!ゴマダレ万歳!』

 

そんな風に無いものねだりをしつつ、ラムしゃぶを湯にくぐらせ、一口食ってみる。

 

ピリ辛おろし大正解!!

 

ラム肉って、よく言われる大きな特徴がありますよね。

ええ、クサイんです。

 

で、このピリカラダレが、それを何とかカモフラージュ!!

目には目を、歯には歯を!(何が!!)

 

でも、そんなに劇的な効力は期待できないんで、食べ方は

 

肉をしゃぶしゃぶする>タレつける>口に含む>かぐわしい香り>そのまま飲み込む

 

ってな感じだろうか。

とにかく、そんな肉だけど、食べれりゃア文句無いです。

 

で、この店で実に良かったのが

肉がすぐ来る!!

って事だ。しかも、

なにも言わなくても肉が来る!

 

これは、今までガルゾが入った店の中で最強なくらいにレスポンスが良くて驚きだ!!

良いぞモンゴル!モンゴル万歳!

肉だ肉!肉もってこーい!

 

だが、後半その臭みにやられるガルゾ。

「あ〜。やっぱこのタレでもきついわ〜。』

 

なんて事を言っていたが、結局肉お代わり16枚完遂。

 

ぷっふー!これだけ食えば元は取れたじゃろう。

『でも、ラム肉はあと数ヶ月はいらない。』と、センジュ。

が、アズモは

『ウムー!来る前にいろんなモン食べてこなきゃ良かった』

と、今後ともやる気満々である。

 

店を出たあと、今回なぜかデザートを食するという本格派グルメツアーなノリになるガルゾ。

勿論、目指すは安上がりだ!!

でも、こういうときに限って安いところは混んでるんだよね。

で、そんなときに目に入ったのがモンゴルしゃぶの近くのデザート専門??な店。

ツタヤの信号渡ってすぐのトコ。って、中途半端な紹介をしておこう。

 

そこにはなぜか13星座分のデザートが置いてあり、『自分の星座のデザートを食べてってね。』な品揃え。

 

でも、なんで牡羊座だけこんなにデカイですか

 

見た目のボリュームでは俺の双子座の2倍近くあるんだけど。

まあ、こんだけでかけりゃ人気商品にもなりまさあ。

なーんて、ウインドー覗いていたわけだが、そこでアズモ、

 

『今日は羊しばりだろう!!!!!!!』

 

なに!?あんだけ食ってこれを食うだと!!

すったもんだの協議の結果、

『空いていたらね』という限りなく消極的な合意の上、螺旋階段を上る。

 

案の定、空いてる始末。

 

あまーい香りの中、どう考えても野郎3人が座る席ではない席に通され、

『牡羊座3つ』と注文。

もはや怖い物なし。

 

で、出てきたのは

『シュークリームの上にデザートをふんだんにのっけて

 ホイップクリームをかけ、その上にアイスクリームを乗っけまくり』

  という豪勢なもの。800円。

 

が、

意外にすんなり入る。デザートのバランスとか、色々考えてあるのね。

むー。池袋恐るべし。

 

と、そんなこんなで羊尽くしと化した一日だったわけさ。

 

 


SHAKE HANDS!!

 

朝、センジュから電話が来る

『もしもーし、今どこ??』

『む、センジュか。もちろん家さー!』

『コノヤロー!!9時に新宿って言ったダロー!!』

 

はええ!!何だよ9時って!

俺は昨日帰ってきたんだぞ!田舎から!

 

『もうアズモは9時にちゃんと来たぞー。早く来いー。』

『しゃあない。いくかー。』

 

何やら、今日は新宿で某ボイスアクターな握手会があるらしい。

でもなんで俺も行くの?

まあいいか。

 

『俺は今日のために生きてきた!』byセンジュ

いや、そのことだけに生きられても困るが。

 

 

早めに電車に乗っていると、車中でまたしても電話がくる。

『すげえ!凄いことになってるぞ元!』

 

ツー・ツー

 

いや、何がどうなってるのか全くわからないんだが。

とにかく凄いことになってるらしい。急げ!俺!

 

新宿着。紀伊国屋方面らしいので、そちらに向かいつつ報告。

『ナンダヨー、遅すぎんだヨー。バーカバーカ。』

なんか、言語体系が幼児化してる気がするが。

アルタ前に集まって話を聞くと、けっこうな人数が集まったみたい。

 

『整理券、明日の分もあっただろ!まわせまわせ!!

 ってな感じで、凄いことになってたんだよ!』

と、センジュ。

 

うむ。君がその整理券もってるのはわかった。でもなぜアズモまで持ってるんだ??

『昼飯おごってくれるって言ったからさー。』

 

貴様ッ!

 

センジュ、アズモ巻き込みに成功。

っていうか、アズモが会って何を話すのか見物。

 

今回の催しは1500円の豪華サイン本を買わないと握手してくれないみたいなので、

アズモ、期せずしてサイン本GET!

もしかしたらYAHOOオークションで高く売れるかもしれません。

 

まあ、そんなことはいいとして、イベントは12時からってことなので昼飯を食う店を探すことに。

 昔、新宿のさくらやか何かでSSソフト『忍空』を買ったんだが、

その時、さくらやが電気屋のくせに、カレー臭で充満していた。

『どこかで錬金術か何かやってるのか!?』

そう思ってその匂いをたどっていくと、店のすぐ裏に『ガンジー』なる店が。

 

カレー屋で何故に不服従!!?

 

そう思ったが、その時は金銭的な問題で断念。

ちなみに、その時買った『忍空』も、できがアレだった・・・・・・・。

今回、それをもう一度探そうと思い、ちょっと歩いてみる。

『ちょうどこんなさくらやの裏っぽいところだった気がするんだよなあ・・・・・・。』

なんとなくピーンと来た細い道に入って見ると、ものすごいカレー臭が!

 

ガンジー、あっさり発見。

 

でも、やっぱりちょっと高めな値段になってたので、今回も断念。

で、またそこらへんをウロウロしていると、カレー食べ放題の店が!!

喜び勇んで飛び込んでいく我等。

食べ放題なら大体OKらしい。

 

そこはちょっと洒落た感じの店で、味もなかなか。結構お気に入りになったりする。

『インドカレーなら負けは無い!!』

と、センジュは豪語していたが、『腹が痛いのを忘れていた!!』と、普通忘れはしないものを忘れていたり、

アズモは逆に、食いすぎて動けなくなったりしていた。

 

とまあ、そんな感じで美味い美味いとカレーを平らげていたところ、

センジュが隣で変なブツを書いてます。

『これは会場に出すアンケートだ!!』

見ると、確かにアンケートっぽいが、なぜそれなのに、名前と住所を書く欄があるのか。

 

『もちろん、本名プレーだろ!!』

 

そう豪語したセンジュ、彼はある意味であった。

 

で、巻き込まれた感じのアズモにも、せっかくだから名前とか書いてもらおうと思ったが、

なんか本人が拒むので、ここには居ないクロンボなんかどうだろう、という案が浮上。

 

なにも知らないうちに、

ポストに得体のしれないパンフレットやら

   グッズ情報がひしめくクロンボ邸。

といった、とても面白いことになるに違いない。

 

『そうしよう、そうしよう。』

と、皆で乗り気だったところだったが、あいにく住所などが分からず、断念。

『ムー、ダメか〜。』

と、肩を落としていたところ、急にセンジュが慌てだした。

 

どうした!何かの禁断症状か!!?

そう思ったものの、どうやらイベントが始まる模様。

『早く行かないと、初めの挨拶とか聞けないじゃないかー!!コノヤロー!!』

 

む、そういうのも聞きたいものなのか?っていうか、聞こえんの?

そう思いつつ、新宿紀伊国屋のメジャーじゃない方に赴く我等。

どうやら、会場はこっちみたい。

 

で、行って見ると、結構並んでやがる!!

1階の広いところでやってるんだけど、列が2階まで続いてます。

 

『ゲー、こんなに並んでんのかよー。人が引くまで本でも立ち読みしてようゼー。』

もちろん、これは俺の意見だが、本人を前にしたセンジュは止まろうはずがありません。

 

『なに言いやがる!さっさと並びやがれ!』

そんな感じで並ぶ我等。

本を買って普通に帰っていく人々の興味津々な目がとても痛いです。

 

で、ちょっと並んでいると、握手してる会場が見えてきました。

まあ、別段握手してるだけなんで、特に変わったものは・・・・・

 

って、会場前の椅子に座ってる、5〜6人の彼らは何者ですか?

別段、列になって進んでいる様子もありません。

我等の観察&考察&議論の結果、どうやら彼らは『漢』らしい。

 

ビップルーム。

 

いつのまにかそう名づけられたその椅子は、つまりは

握手が全部終わるまで、ゆっくり見放題!まさに漢!

 

俺は遠慮しときたいが。

 

と、そんなことをやっているうちに、列はどんどん進んでいく。

整理券を持ってない俺は、はじき出されたので、コーヒーでも飲みながら待っていると、

向こうの方で幸せそうに待っているセンジュが見えました。

 

で、ちょっと待って、やっとガルゾ隊の出番が来る。

ここまで来て全く関係の無いアズモがどう出るかがみものだ。どうせなら、ズバットアタックとか決めて欲しいところである。

その場で俺は逃げるが。

 

と、そんなこと考えてるうちに、とうとうセンジュの番になる。

どうでるかな〜、と観察してたら、

 

センジュ、弾んでました。

差し出した片手に飛びつく感じで。

 

彼の感想

『危うくTAKE OUTするところだった!』

 

もってくな。

 

 

 

ちなみに、アズモのズバットアタック不発に終わる。

残念。

 

 


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