ツイン・ゴッデス

プレイステーション・ポリグラム(株)

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えー、今回はツインゴッデスです。

なんと、今回は攻略付き!(いらない・・・?(^-^;

 

ところで、このゲーム、ある意味この関係のHPでは有名どころではないかと思っています。

もしかしたら、今までこのページで紹介してきた中では一番有名かも。

巷のサイトでは、このゲームのゲーム的な部分にはあまり触れていない(もしくは触れたくない)ので、

あえて取り上げてみた次第。

まあ、それにも増してインパクトの強いジャケットではあるんだけどね。

 

 

実写ゲーが連続してるけど、

決して実写ゲーサイトを目指しているわけではありません。

 

 

某月某日、午後。

その日は友人NOBと、何故か近くの中古ゲーム屋に行っていた。

 

『ひゃっほーい!スーファミのゲームが高値で売れたゼー!』

喜び勇んでいる彼の手には福沢さんが2名ほど捕獲されていた。

 

 

なに!世の中にそんなあぶく銭を手にしていいことがあろうか!いや!無い!

子供は大金持っちゃいけませン!

ゲームは1日1時間!

 

 

そんな事を言いつつ、ツインゴッデスを持って『半分出せ』と詰め寄ってみる。

『このゲームの所有権を半分ずつ持つ事を約束しよう。』

まあ、こんなパッケージのゲームの所有権は、あまり誰も欲しがらないと思うが。

そんな、『相手の頬を叩いておいて、もう片方出せと言ってるような条件』を飲ませつつ購入。

実際、この時はどんなゲームだか分からなかったんだけど。

 

家に帰ってさっそく開けてみます。

パッケージから、このゲームが何のゲームか分からないっていうのがなんだかイイ感じですな。

シュミレーションRPGだったらどうしましょう。

と、そんな気持ちでパッケージを開け、さっそくCDをPSに食わせて起動!

 

 

 

『ラブラディアンが・・・・ラブ3世・・・・ラブラブ・・・・・・』

やたらとラブの多いナレーションが流れ始めました。

この声、どっかで聞いた声だなー、とか思っていると、説明書にちゃんとありました。

飯島直子。いったい彼女はどっから沸いて出たんでしょうか?

 

そんなことを考えている間も、このムービーは延々と流れ、流れ、流れ・・・流れ・・・・

って、なげえ!!

 

OPのムービーだけでかなり長いです。

しかも、うち半分くらいがずーっとナレーションby飯島というバカみたいなムービー。

飯島直子の声ファンにはまさにマストアイテム!

でも、俺はもう勘弁だ。

 

と、そんな事を書いていたら、昔のイヤな思い出が甦ってきたので、ここに書いておこう。

このムービー、友人への嫌がらせのために送ってやろうかと思って、

パソコンに食わせて抜き出し始めたところ、

OPムービーだけなのに1ギガを裕に超えやがりました。

危うく俺のパソコンが

ツインゴッデスともどもクラッシュという大惨事。

とにかく、このムービーを抜き出して保存したい、と言う人には注意が必要だ!

いないだろうけどな!

 

 

閑話休題。

さて、そんなムービーを噛み砕いて要約すると、

 

「王様が魔女に殺されて、城が乗っ取られちゃった。

 なので娘二人がスパルタンXよろしく、

 一階一階敵を倒しながら城を上って行くベー。」

 

ってな内容。

で、このストーリーから分かるとおり、主人公はその娘二人、

よくある適当に理由をつけて戦う、格闘ゲームです。

 

 

究極の選択

格ゲーは得意中の得意種目なので、さっそくプレイ。

でも、CPU戦の名前が『Legend Battle』ってのはどういう事だろう?

そんなツッコミをしつつプレイヤー選択画面に・・・・・・

 

  

 

ゲー!!よりによって選ぶのがこの二人からなのですか。

ニーナさんは何故に片手上げてますか?シリンさんは何故に斜に構えてますか?

あえて選ぶとすると、どっちも嫌なんですが。

 

そんなこと言っていてもしょうがないので、溜め系の必殺技を持っているNINAを指名。

この際外見にはとらわれない事にします。

 

 

 

れじぇんどばとる。

ゲームをスタートさせるとさっそく対戦相手とごたいめ〜ん。

 

 

 

 

 

 

 

   

この違和感は何でしょう。

 

思わず「ザ・ワールド」のごとく固まってしまっている俺の目の前で

『なんじゃー、こんな若い娘さんかいのー』

などとCPUが長々としゃべっています。

時が止められた世界で見えるだけっていうのはこんな感じですか。

DIOの気持ちがほんのちょっぴりわかる瞬間です。

 

 

と、この異世界とも言える違和感、これがこのゲームを有名たらしめたものであるのですが。

それにしても違和感バリバリ(死語)です。

いったい誰がこんなことを考えたのでしょう。

アニメ絵か実写、どっちかにしておけば良かったモノを・・・・・・・・・。

 

ため息を3リットルくらい吐きつつ天を仰いでいたところ、

敵が容赦無く遅いかかってきました。コレは格ゲーですもの。

 

CPUのラッシュ!ラッシュ!

何をこしゃくな!『デュアルスラッシュ!』

オオ!必殺技が出た!操作性は中々だ!悟空伝よりも良いぞ!!

でも、必殺技の声が本人じゃなくって、どっかの声優声だけど!!

 

そんなどうしようもない所で喜んでいたら、大きな落とし穴に遭遇。

足払いがネエ!

 

このゲーム、○が大攻撃、×が小攻撃と、かなりの手抜きいたってシンプルな操作系になっているので、

相手との距離によって攻撃が変わるもよう。

それはそれでいいんですが、肝心のしゃがみ大攻撃が『ぺち』っていってそこで終わるのはどういうことでしょう・・・・?

 

「格ゲーは相手を転ばせるとこから始まるんだよね。ゲームは1日1時間!」

 

という、高橋名人の遺言にもあるように(ウソ)、

格ゲーは相手を転ばせないと、なかなか有利な試合展開にはなりません。

それどころか、敵の攻撃は激しくなるばかり。

 

『くっそー、このジジイ!ドラゴンボールでも治らねえようにしてやる!』

熱くなりながら、なんとか根性で一本取りました。

  あっはーん(はあと)

 

 死!!

 

 

ではさっそくゲームをはじめよう。

 

先ほどの戦闘はなかったことにします。

私は元々、いつでも必殺技が出せるコマンド技キャラの方が好きなので

さっそくシリンを選ぶことにします。

ニーナ役の人には悪いですが、毎回毎回VS画面になるたびに

こんな画面↓はもう見たく無いのです。

  

っていうか、もうちょっと良い写真使っても良いんじゃないか?

この顔は、あまりにも凶悪だ!!

 

 

 

と、そんなことは忘れて、おニューなキャラでCPU戦にGO!

今回のシリンさんはコマンドタイプのキャラ。ためしに昇竜拳コマンドを刻んでみます。

『フラックシュート!!』

どこかで聞いたことのあるような技名を叫びつつ、

どこかで見たことのあるようなアクションを繰り出してくれました。

まあ、有名どころもみんなやってるからイイよね。虎煌拳!!

 

と、足払いで上手い具合に相手を転ばすことが出来たので、そそくさと倒れてる敵に近づく俺。

格ゲーでは起きあがりに技を重ねておくのが有効な手段なのだ。

『ヨッシャ!起きあがりに小技連打から必殺技で固めてやるぜ!』

小攻撃の×ボタンを連打!

空を切るダイナミックなアッパー!

 

って、なんで小攻撃がアッパーなんだ!

 

ダイナミックなフォームを披露して、敵の目の前で仁王立ちするシリンさん。

当然相手はそこをいいように攻め込んできます。

 

ぺしぺしぺしぺしぺしぺし(小技連打の音)

ドバシ!ドバシ!(必殺技の音)

 

ゲー!!!(俺の声)

 

あっという間にGAMEOVER。どうやらこのアニメキャラ連中は、姫様二人よりも性能は格段に良いようです。

当たり前のように小技連打から必殺技をつなげてくるのが何より強い!

まあ、普通のゲームなら当たり前なんだけどな!

 

 

 

新戦法

有り余るキャラ差を利用して行われる虐殺!(JAROチック)

だが、私は負けん!伝説の戦法を見せてやるわ!!!

 

そう言いつつ、俺は画面端でマイキャラをしゃがませた。

『わあっはっは!コレで私のガードは完璧!どこからも崩される事はありえぬ!』

コレを人は『待ち』と言う。

それにもかかわらず向かってくる敵、さあどっからでもかかって来い!

 

 

 

カシカシカシカシカシ(小技をガードする音)

なんとかー!(飛び道具)

 

カシカシカシカシカシ(小技をガードする音)

なんとかー!(飛び道具)

 

カシカシカシカシカシ(小技をガードする音)

なんとかー!(飛び道具)

 

カシカシカシカシカシ(小技をガードする音)

なんとかー!(飛び道具)

 

ゲー!(俺の声)

 

 

ナンだか知らないが、あっという間に削り殺されました。

どういうわけか、相手の飛び道具がヤケに削り量が多いです。

特に、このキャラの必殺技を2回もガードすると、体力が半分なくなってたりとか。

「これはどういう事?」

早速説明書をぱらぱらめくると、どうやらこの世界の飛び道具は全部魔法という事になっており、

通常の格ゲーよりも1ランク上の存在のよう。

体力バーの下にもう1本バーがあり、コレが魔法ゲージならしい。

ぶっちゃけた話MPである。

魔法はそのMPを消費するのだが、MPを消費する分、威力も高く削りも凄い。

だが、魔法にはちゃんと魔法ガードなるものがある。

これもMPをつかうが、魔法をノーダメージで防御でき、隙が無い。

どうやらこのゲームは、魔力でなんぼといったところが大きいようだ。

でも、コレで相手が削りにかかってきてももう大丈夫!

 

さあ!魔法防御を覚えてれっつレジェンドバトル!

この操作を覚えたとたんに、破竹の快進撃!(しゃがんでるけど)

 

相手が飛んできたら例のしゃがみ小で出るアッパー。

反撃には色々と技を用意出来るまでになりました。

 

 

で、この快進撃のモトとも言える魔法防御。使い勝手はイイのですが、

彼女達はこんな格好こんな格好でガードしてます。

カシーン!とかいって。

って、カシーン!じゃないだろ!

というか、このポーズにする必然性とかはあるのだろうか。

このポーズじゃないと魔力が引き出せないとか。

 

 

そんなことを思いつつ、シリンさんは延々としゃがみ待ち。

ガードで待ってて相手のMPが尽きたら、逆にコッチが削りにかかります!

このゲーム、MPが尽きると龍虎の拳のように溜めるなんて甘っちょろいルールは無いので、

つまりは削り放題。

でも、やりすぎると隙を付かれてGAMEOVERとかになりかねないので、基本はしゃがみ待ちです。

 

 

 

そんなこんなで

5人のアニメキャラを倒し、ラスボスのカーミラ様とご対面。

試合前に、ちゃーんと前口上を言って、セリフの締めに『死ねぇぇぇい!』

とか気合の入ったボイスで迎えてくれるのですが。

画面がこんなん↓実写キャラがぴくぴく動いてるだけなので

ある意味このゲームで一番どう対応してイイか分からない場面でもあります。

 

 

で、ラストのカーミラ様、実写キャラの悲しさか、

ラスボスなのに今まで戦ってきたキャラよりも性能が劣ってます。

今までに得た奥義『しゃがみ待ち』と『魔法ガード』を駆使してあっさりと勝つことに成功。

カーミラ様が「良いカーミラ様」に変身してくるくる回るムービーから

エンディングに突入です。

 

エンディングはキャラを演じた役者さんがはしゃぎまくるムービー、

別名「悪魔の宴」が繰り広げられます(俺命名)。

役者さんが無意味にパンチの練習なぞをしているシーンとかあるんだけど、

まずあまり役に立ってない。

 

 

 

真の楽しみ方

このゲームは一人で連続技を開発したりするゲームじゃありません。

っていうか、一人でレビュー用に攻略法を作ったりするのもなんだか苦行です。

この前DCでマーブルVSカプコン2買ったばっかりなのに、

ツインゴッデスの方が起動回数が多いとはどういうことか!!

 

む、話がだいぶズレた。

で、このゲームは何が面白いかと言えば、それは対戦。

もちろん実写しばりで。

 

まだ紹介してなかったけど、このゲームの大きな特徴としては、試合前に買い物が出来ること。

対戦だと所持金をそれぞれ決めることが出来るので、ハンデをつけたり、

お互いアラブの石油王よろしく

『こっからここまで、全部』なんて買い物が出来るくらいの金額にも可能。

 

で、面白いのはやっぱりお互い万札でチロルチョコを買う勢いで、

強い武器(魔法)を購入しまくること。

当たると半分とか言う魔法をSOLD OUTするまで購入して対戦開始!

始まったら、もはやお互い砲台と化してます。

 

で、ここではやはり魔法防御が勝敗の鍵を握ってくるんですよ。

コンなのがね。

 

以前友人を家に誘ってやった時は

何故かラスボス・カーミラ様が大人気。

『大人の魅力だ!』

『カーミラ様バンザイ』

どう考えても何かやってるとしか思えないような盛り上がり方である。

って、いったい何をやってたんだ!俺達!

 

 

 

色々思うこと

このゲーム、実写キャラを除いて考えると、いたって普通の格ゲーである。

あんまり除いて考えられないけど。

で、魔法とか、魔法防御とかのアイデアは、まああんまりいいシステムじゃあないけど、

独自性を出そうと思って頑張ったモノだと思う。

また、試合間に買い物システム付けて、攻略に幅を持たせようとしてるのも、一応考えてるんだなあと思うし、

実写キャラ以外を見てみると、ちゃんと世界観が統一されてる(気がする)。

 

で、CDケースの後ろをよーっく見てみると、変なの発見!

この薄くなってるのは誰さ!!

こんなキャラ、説明書の紹介にも載ってないぞ。

っていうか、手抜きもいいことに炎のキャラの紹介の後ろで、やっぱり薄くなってるんだけど・・・・・。

キャラクターの配置としてはこの並びに違和感は無いので、もしかしたら『もとボス(予定)』

とかだったキャラなのかも。こういった想像ができるのは、こういったゲームの特権でしょう。

 

で、俺の結論。

 『中途半端になってしまった2D格ゲーに実写でテコ入れ

 

 

この予想が当たってるにしろ外れてるにしろ、出来たのがコレなんだけどね。

 

特別編

ツインゴッデス攻略(見てね)

 

 

 


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