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グッとくるグッズ紹介コーナーNo.27

以前『グッズ』のコーナーで載せていたテキストです。
今回はNo.27をご紹介!


NO.27 ドリル特集! 武骨武器なヤツラ 01/06/08

 

ここは新宿歌舞伎町。

 

旦那・・・

そこの旦那!

今晩どうですか!?

何?暇がない?

ダメですよ、あんた漢の心を忘れてるよ!

やっぱ漢ならドリルですよ、旦那!

 

 

と、そんな呼び込みがあったなら、

今の不況なんか30分で脱っせるに違いない!

経済が立ち行かなくなるリスクも大有りだけど!

 

 

そんなわけで、今回はドリル!

ドリルはきっと、アッツイ武器なのさ。

前にどっかで書いたけど、

電池かなんかで動くジェットモグラとかないのかねえ。

嗚呼、ドリル!

 

ドリルを筆頭に、アッツい武器に俺、惹かれるんだよね。

他にこういったアッツいフィーリングを感じる武器と言えば、

チェーンソーとか、とか、

そんなところだろうか。

 

って、武器じゃねえ!

 

…まあいいか。

そういったものに俺は弱い。

 

あと、映画なんかによく出る

作業用ロボの =C ←こんなアームもなんかアツい。

エイリアン2のアレ、動かしたいなあ。

 

んで、なんで俺はそんな武器に惹かれるのか?

自分なりに分析してみると…

 

1 飛び道具じゃない(接近武器)

2 高威力

3 味がない(爆発とかしないで、切れる、穴があくとかだけ)

4 インパクト重視

 

と言う結論に行きついた。

やるなあ、俺。

 

ここで重要なのは、何はなくとも4である。

インパクトさえあれば、

きっと他の点で全く当てはまってなくっても俺はOKを出すだろう。

って、それじゃあ今挙げた意味がないね。でもまあいいか。

 

こういった無骨な武器を、私は無骨、

いやさ武骨武器と名づけたい。

この名前に「そのままだろ!」って突っ込むのは無し。

 

そんなわけでドリルものに弱い俺は、

ドリルが付いたものに手を出しているのである。

 

そんなこんなのドリルもの、

まずはデンキグルーヴの「ドリルキング社歌」。

(アルバム「The Last Supper」より

 

あまりにもバカである。

友人が持っていたのを聞いて、速攻で買いに行ったくらいバカ。

男の低い声で「ドリル~ドリル~ドリル~キング」とか

歌いまくるこの歌詞もバカなら、

その曲をアルバムの1曲目に持って来るのもバカである。

折角の記念アルバムなのにな。

↑せっかくだから聞いてみよう。

 

 

んで、この曲自体、もともとは

「ドリルキングアンソロジー」というアルバムに入っていたらしく、

その中身たるや、電気の暴走を誰も止めなかったので、

ファンですらコメントに困りそうな、そんな内容みたい。

 

検索してみると、鳥"留噛男(どりる かむお)と

名を変えたピエール瀧が、

右手ドリル、左手にギターを携えて

ドリルに噛み付いている画像なんかが出てきた。

 

この人達はこんなのばっかりだ。

 

 

 

と、音ネタで行ったところで次はコレ、

じゃーん!パペットマスター・TUNNELER!

軍服で頭にドリルな小粋なヤツさ!

 

右手にマシンガン、左手にツルハシを持たせれば、

アブナイって以外、

もう何がなんだかワカンナイぜ!

 

実は俺、このマンガ(映画?)は全然見たことないんだけど、

フィギア屋を漁ってた時に、

コイツが600円の値札を引っさげてたのを発見したのさ!

ドリルがワゴンで悲しげにしていたんだよッ!

 

そんな場面に遭遇したら、

空き地で小犬を拾った如くに

ずぶ濡れになりながら、

ドリル人形を服に隠して

持ち帰らざるをえないじゃあないか?

ええおい!?(万引き)

 

 

で、またこのドリラーのパッケージがそそるんだ!

 

写真付きで

「手にピッタリのマシンガン!」

「ツルハシもピッタリだ!」

「TUNNELERの背にあるホイールを回せ!

頭のドリルが回るぞ!」

 

ナニ!?ドリルが回るですと!!?(゚Д゚)

 

と、あたり前のことを絶叫しながらドリル購入。

もう君を放さない。

 

そんな訳で、その日買ったこのドリルを、

ガルゾメンバーあたりと酒飲みながら開けた訳さ。

右手にマシンガン、左手にツルハシを持たせ、

やる気満々のポーズで背中のホイールを回すと・・・

 

回した分だけドリルが回転する仕様でした。

例えるならネジ山を手で回してる感じ。

 

って、無茶苦茶アナログじゃあないですか!

俺はもっと、チョロQみたいに「ジーコジーコ」ってやって

「ビューン」と回るものだと思ってたよ!

 

ってか、パッケージのこの写真は何だ!

 ギャギャギャギャーン!

このいかにも「回転してます」なエフェクトとかは!

 

くそう!

こういうショボイのもチョット好きだ!

 

 

 

さて、そんな回らない(回り辛い)ドリルに打ちひしがれていたある日、

たまたま俺は回転開店セールをやっている

胡散臭い電気&雑貨屋に立ち寄った。

 

場所は秋葉原。

 

開店セールとか言ってるけど、どうも街中から

ジャンク品を持ち込んでは

捨て値で売ってるだけの店にしか見えません。

 

だが、そういった無茶苦茶な感覚は

3度の飯よりも好きな俺、さっそく商品を漁ってみる。

 

変なゲームやら、環境CDの中に混じって、

ドリキャスガンのパチモンなんかも売っている。

家にはDCのガンシューはデスクリムゾンしかないんだが、

300円という破格値、せっかくなので買ってみる。

 

しかし未だに動くかどうか験していないのは、

ゲームのせいなのか、

パチモノ・ガンのせいなのか、

DCのせいなのか、

…答えは永遠に出ないだろう。

 

 

さて、そんな中でひときわ目立ったのが

このミクロマン「ジェットモグラー」だ!

 じぇっともぐらぁ~~(ドラ風に)

体全体がほぼドリルという、

ドリル至上稀に見る潔さである!

 

お店ではこの体全体ドリル野郎が、棚に山と積まれてて、

玩具屋ではさぞチャーハンのグリーンピースのように、

より分けられて、この店にたどり着いたのだなあ…

とか勝手に想像してしまう。

 

このジェットモグラー、名前の通りロボット型から、

短い鉛筆型のジェットモグラに変形するのだが、

特筆すべきは、

別売りのマグネロボの武器にもなること!

 

いや、武器にもって言うか

武器のために生まれて来たロボなのだ!

 

 装備(され)図

嗚呼、なんて潔さだろう!

 

ドリルとなるために

ドリルとなって生まれて来たロボなんて

泣けるじゃあないですか!

 

上半身・下半身がそれぞれ分離して武器のパーツになるんですよ!

 

自分は残り物も無いくらい利用されるんですよ!

 

昔見た合体ロボの特撮で、

足になる運命にあるヤツを見て男泣きしたあの頃、

そう、あの感覚にそっくりだ!

 

そしてこのミクロマンのドリルは、

上のレバーを押すと「シュシューン」と小気味よく回るのである。

 

天晴れ。

 

 

 

●武骨小話

さて、今回はドリルについてどうしようもないブツを紹介してきたんだが、

こういったパワーのある武器って

あんまりヒーローものでは使わないのかなあ。

ドリルってほとんど悪役武器な感じがするし。

 

でもそういやあ、ライダーマンなんかは

右手のアタッチメントでドリルアームって言う武器を持ってた気がする。

コンセントが抜けると回らなかったり、

アタッチメントが時々左手に付いてた

とかいうもあるライダーマンは、意外とこのページ向けけもしれん。

 

んで、無骨な武器はドリルだけじゃあなくって、

例えばチェーンソーなんかもそんな感じ。

 

コレはもっと悪役武器な感じがするなあ・・・

ってか、コレホントに武器じゃねえ

さらに言えばコレってホラー映画じゃん!

 

13日の金曜日とか、そんな感じだなあ。

こちらはチェーンソーの達人。(スプラッターハウス)

そういや、仮面ライダーもチェーンソー(ドリル?)

使ってたという噂もあるんだが、それってホント?

 

んで、無骨武器として最も我々の身近に存在するものって、斧だよね。

 

以前、俺は何かに取り憑かれていたらしく、

「ああ!部屋に誰かを呼んだときに

インパクトのあるものって一体なんだろう!

そうだ斧だ!斧だよ兄さん!

これで俺の家に来た人はバッサリビックリだ!」

 

雷に撃たれたかのごとく気づいた春の暖かな日。

はっきり言ってどうかしてた。

 

でも、斧に気づいた俺は急いで東急ハンズにGO!

まさかそこに、

手斧が3000円くらいのお手ごろ価格で売っているとは!

 

あまりの安さに手を出しそうになってしまった俺だが、

「手斧じゃあインパクトが薄いなあ、

やっぱドアが叩き壊せるくらいのヤツじゃなきゃ!」

 

と、変なこだわりで思い止まったのは、

きっと普段の行ないが良かったからに違いないね。

 

でもそのときは、柄の部分が1Mもある斧を手にとって、

「寝床の上あたりにでもこれを吊るそう!」

とか本気で考えていたので、

実行していたら、デカい斧がベッドに落ちて来る

大惨事が待ち受けていたもの思われる。

 

みんな、武器って重いぞ!
   

 
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