ドラゴン太極拳(後編)

 

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ついに今回で最終会のドラゴン太極拳!

最終回までに2ヶ月近くかかってしまったが、これも内容が濃いせいと思ってくれ!

いや、手を抜いてるわけじゃないって。銀魔王がすばらしいからこんなに(以下略)。

 

 

これまでのあらすじ

 

昔々、中国のどこかで金魔王と銀魔王っていう二人の魔王が、

やりたい放題で大盛り上がりだったそうな。

いったい何をやっていたのか、『悪事』ってだけで片付けられてるんで、

まったくわかんないんだが、とにかく大暴れ。

 

 ある日、来平武館(らいぺいぶかん)の虚弱な門下生が『セイヤッハ!』ってな感じで練習していると、

ボコボコになった老人とその娘が現れる。

それをさらにボコボコにする謎の二人もあわせて登場。

師範代の岳明刀は、もちろん無視を決め込むが、熱血漢な花如剣がそれに割って入った。

だが、それが先の金銀魔王の手先だとわかると事は重大に。

テキトウに来平武館は襲われ、銀魔王に師範と道場主、

ついでに助けたじいさんも頭突きで殺されてしまった!

残った(虚弱な)3人の未来ある道場生が、道場の再建と、ついでにじいさんの復讐のために立ち上がる!!

 

まだ読んでない人は>ドラゴン太極拳前編

              ドラゴン太極拳中編

 

 

主な登場人物

岳明刀(がく・みんとう)

    3人弟子の一人、時期館長の座を狙い、見事それを手中に収めた。

    一度金魔王の襲撃に失敗し、そのまま道場を捨てて逃げた。が、

    2度目の襲撃で不意をついて金魔王から大金星を奪い、今は自信満々である。

李少君(り・しょうくん):  3人弟子の一人、あまり役にたたない。

花如剣(か・にょうけん):修行禁止3年食らった人。熱血漢だがやっぱりよくわからない。

白黒小鬼(しろくろしょうき)

  いつも二人で行動。圧倒的な強さを武館のヤツらに見せるも、

  仕掛けられたトラップで無念の死亡。

  道場生の手段の選ばなさ加減を如実に表した事件である。

金魔王(きんまおう)

   金銀山に住む魔王の一人、トンファーを使うが、なぜか刃が飛び出たりする仕様に改造してある。

   岳明刀の油を塗った剣驚いて死亡。あまりにも無念。

銀魔王(ぎんまおう)

   金銀山の親玉。太極拳を極めているので全ての技が効かない。

   ついでに刃物も効かない。かなり無敵である。

   悪の親玉みたいに言われてるが、劇中での彼らは悪行はしておらず、むしろ紳士然としてる。

   どっちかっていうと、彼らがこの映画の主人公。

 

 

本編

金魔王死す!動くか銀魔王!

 

金魔王が岳明刀のテキトウなヤイバに倒れ、大揺れの金銀山。

手下らしきものが、慌てて告げる。

 

『金魔王さまが、岳明刀にやられました!!』

 

『なにィ!あの青二才が!?いよぉ〜し!目にもの見せてやるわ!』

 

驚いてるのかどうなのかよく分からないコメントを残し、慌てて飛び出す銀魔王。

怒った顔があまりにも凛々しすぎます。

 

一方そのころ、金魔王を倒した岳明刀はホクホクしながら両手に剣を持って歩いていました。

そんな危ない物、ぶんぶん振り回して歩かないで欲しいところですが、

中国は広いので大丈夫みたいです。

♪おいらは無敵の岳明刀〜♪

ルンルン気分で剣を振り回していた岳明刀ですが、

その進む先に、銀魔王がエラそうに待ち構えているのに気付いちゃいます。

 

『貴様が来平武館の新館長か。

     貴様、金魔王を殺したな!!?』

後ろ手を組みながら問い掛ける銀魔王。えらそうです。

 

『ああ、決闘をして勝ったんだ!』

 

刀に油塗ってたにもかかわらず、悪びれもせずに答える岳明刀。

相手に小麦粉ぶつけてるようなやつに決闘もなにも無いと思うのですが、

彼、自信満々です。

 

 

『お前がいくら達人でも、俺が弱点を見つけて叩く!』

岳明刀、だいぶ調子にのってます。

『ちょこざいな!ハァァァァァ!!』

ぴゅ〜〜〜〜〜〜〜ん。

気合を入れる金魔王。でもこれは入れ過ぎです。

 

『いくぞ!!』

両手に剣を持ち、岳明刀が飛びかかる!

『ちょわあああはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

声が裏がえってるのも気合が入りすぎてる証拠。

 

でも、

 

  カキーン!

  カキーン!

  カキーン!

  カキーン!

 

 

全く歯が立たねえ!

スゴイや銀魔王!さすが修行40年!ちょっとずるいかも。

 

 

 

「はあああああ!」

ぴゅーん!

岳明刀の攻撃を、軽くいなしつつ、気合を溜める銀魔王。

まあ、いなすって言っても、ほとんど当たってるんですがね。

 

 ちなみに、この「気合溜め」、我々が調べ上げた感じでは、やる度に攻撃力、防御力がUPする模様。

 館長やじいさんの時でも3回くらいで簡単にやられていたんですが、

 今回はナント全部で6回近くパワーアップしてます。

 銀魔王、間違いなく殺りにきてます。

 かわいそうな岳明刀。でも、自業自得。

 

さて、度重なるパワーアップをした銀魔王は、その後岳明刀の刀を2本とも素手で粉砕。

かなりのパワー派です。

で、岳明刀は刀折られちゃったので素手で闘わなきゃなんないんですが、

刀持って勝てなかったのに、勝てる道理ってモンがありませんや〜〜!

 

で、明刀ボコボコ。

 

ボコボコついでに、岳明刀、自分の足下をふと見てみると・・・・・・

 

 

 

 

ああ!!いつのまにか地面にマークが!

 

 

『はあー!陰陽の脚!!』(ぴゅーん:注パワーアップしてます)

『アア!!八卦の術!』

 

このマーク、実は銀魔王が岳明刀と闘う最中、脚払いと見せかけて作り上げた代物。

銀魔王の意外な器用さが伺えます。

この陰陽のマーク、設定によると、

『一端中に入ったら生きては抜け出せない』とか、『無敵』

とか色々な得点がついて来ます。

 

って、無敵なんですか、コレは。

やっぱり間違いなく殺りにきてます。銀魔王。

 

で、この陰陽の脚、かなりの無敵っぷりを発揮しているので、

後ろからかかってこられても安心です。

振り向きもしようとはしねえゼ!

心なしか、銀魔王が一回り大きくなった雰囲気さえ漂います。

で、予想どうり岳明刀をボコボコにした銀魔王。

倒れ伏し、息絶えた岳明刀を確認するや否や、

 

 

 

 

 

はははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは

 

笑いすぎ!!

しかもいきなりアップだし。

 

 

ひとしきり大笑いし、スッキリした銀魔王は倒れた岳明刀を残しその場を立ち去ります。

たぶん金魔王のことなんかはすっかり忘れてんじゃないでしょうか。

そのくらいの大笑いっぷりです。

で、しばらくして、

 

「しはんだーい!」

「しはんだーい!」

と、タイミングよく彼らが現われ師範代の哀れな姿を見つけます。

 

『くそう!師範代!』

などとなんだかわかんないセリフを吐きながら、師範代をブルンブルン揺さぶっている彼ら。

と、そこで、師範代・岳明刀の残したダイイングメッセージを発見!

 

 

「あああ!!!」

 

 

ジャーン!

 

 

わかんねえ!!

 

 

 

血文字!でも中国語。

岳明刀は彼らに何を残したかったのか!?

 このあとすぐ場面が変わっちゃうので、

日本人の我々にはサッパリ意味がわからないまま話は進んで行きます。

っていうか、この際、岳明刀は無視っぽいです。

 

で、

 

 

場面は変わって、また逃げ着いた洞窟。

エレベーター式に館長の座が回ってきた李少君が、この場を取り仕切っています。

 

『みんな!今日は館長の3回目の命日だ!

    必ず来平武館の看板をまた掲げることを願って、練習に撃ちこもう!』

 

もう3年たってます。

君達、洞窟生活長すぎ。

 

で、3年経ったので花如剣→も謹慎が解けました。

謹慎中でもトラップ作ったりしてたけどな。

 

で、コレからこの二人であの銀魔王を倒そうって展開になるわけだが・・・・・・・

無茶だろ。

 

 

 

 

李少君の場合―その実力や如何に!?―

 

李少君は、謹慎が解けた花如剣とともに、早速修行を開始します。

「ふうううううううう!!」

上半身裸の李少君。

目の前には丸太で作った、アルプス少女のブランコっぽいものが。

でも、半裸でなにやってるんですか?

 

 

 

「・・・・・・・・・・」

 

ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「・・・・・・・・・・」

 

ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「・・・・・・・・・・」

 

ふ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「・・・・・・・・!!」

 

 

あ!!ちょっと動いた!

 

て、なにやってんだ李少君!

この後、丸太を二つに増やしてみたり、と、

マイナーチェンジした修行なぞをやってみています。

 

 

 

一体彼は何の修行をしてるんだ??

それより、この修行はなんのための修行だろう?

我々がそう思っているのを見越してか、

李少君何か丸いものを取りだしました。

 

 

コレハナニ?

 

って思ったら

 

ビシュウ!

吐き出しやがった!!

 

ビシュウじゃないだろ、ビシュウじゃ!

しかも、吐き出した鉄の玉は木の幹にめり込んでます。

丸太を動かした肺活量は伊達じゃないようです。

 

 

とりあえず、ここで李少君の勇姿をアニメーションGIFで紹介しておきましょう。

これです。

ハイ、吐き出してますね。玉。

しかも木にめり込んでますね。

いいんでしょうか、こんな技を編み出しちゃって。

 

 

でも、李少君は自分が吐き出した玉を拾いながら『ヨシ!!』って自信満々な表情。

どこからこの自信が湧いてきてんのかわかんないけど、この必殺技にご満悦。

満足ついでに、そのまま銀魔王を呼びつけちゃいます。

 

大丈夫かよ、李少君。

 

 

 

 

李少君vs銀魔王!!

 

『はー!はっは!ふぅぅぅぅぅ!』

 

広い原っぱで、一人型を続ける李少君。

背中に汗がじんわりとにじんで見える。

『来たか!人殺しの銀魔王!』

 

目の前では銀魔王が手下を従え、彼をにらみつていた。

「ふん!」

こんなヤツに時間をかけるのも面倒だ、

そう言いたげな表情で銀魔王は一歩踏み出した。

 

その瞬間、気をてらうかのように李少君が突っかけて行く。

しかし、驚く事も無く銀魔王は軽くそれをかわし、

『そんなに死にたいのなら、わしの太極拳法の極意を見せてやろう!』

『ぴゅ―ん!』

 

文体変えようかとか思ったが、なんかめんどいのでやーめた。

『ぴゅ―ん!』と、例のごとく銀魔王はパワーアップ。

 

そのまま仁王立ち。

『コッチからは攻撃しないから、

 倒せるものなら倒してみろ!』

そんな感じ。

『はー!』

リクエストに答えて、李少君は正拳の連撃からチョップ、金的などのあらゆる攻撃をするも、

「それがどうした」っていうような、こんな顔→で、にらみつけるのみ。

まるで、ダメージを受けない花山薫のよう。

で、李少君は元部以蔵な。(バキ読者限定ネタ)

 

 

 

でも、金的が効かないのは・・・・ちょっと驚いたぞ。(^-^;

気合入れれば刃物でも切れないので、

よく考えれば彼の攻撃が効かないのもうなずけるんですがね。

 

 

 

そんな展開に唖然とする李少君。それに対し、今度はコッチから行くぜ!ってな銀魔王。

まるでドラゴンボール的な展開です。

 以前倒した岳明刀が師範代やってたのは、それなりの実力でその地位を得ていたわけで、

結果、岳明刀以下の李少君の敗北は必至。

 

 

で、李少君は4〜5発食らっただけで、あっけなく大地に寝そべることになる。

でもそこは李少君、転んでもただでは起きないぜ!

 

とかなんとか言ったか知らないが、ここにきて例の修行の成果を発動。

立ちあがる際に、姑息にも弾込め開始。

あ!こんな所に鉄の玉が!(ウソ)

 

ビシュ!ビシュ!ビシュ!3弾連発だぜ!

 

「グアー!」 銀魔王に上手くHIT!

 

銀魔王ばったり。

 

って、オイ、こんなんで銀魔王倒せるのかよ!

そんな視聴者をよそに、倒れている銀魔王にずかずかと近づいていく李少君。

自分の技に絶対の自信を持っているご様子。

 

が、

 

何事もなかったかの如く、重力に反するような姿勢で起き上がり、

こんなおもちゃが効くと思ったのか!?

 

 

それを言ってはいけない。

 

 

 

でも、あまりに素敵過ぎ。

それでは李少君のあの修行は無に帰したってことですか?

あまりにピエロだよ、李少君。(T_T)

 

 

 

『青二才が!』

あんな玉で倒せると思っていた李少君に怒ったのか、銀魔王はその青二才に猛攻!!

パンチパンチパンチ!

キックキックキック!

ふっ飛ばして谷から落としちゃえ!

って、それはひどい。

ついでな感じで谷から落とされちゃう李少君。

あまりに不甲斐なさ過ぎ。

で、スッキリしたのか、銀魔王はまた、

 

 

はははははははははははははははは

 

大笑い。ちなみに俺は、この高笑いが大好きです。

 

 

 

 

李少君敗北、そして…

 

みんなに運ばれた李少君。

何処からか来た医者により、テキトウに治療され、命に別状は無いらしい。

だが、医者は彼にとって、死の宣告と言っていいほどのことを告げる。

 

 

 

『カンフーは続けられんな・・・・・・・』

 

『ど・・・・どうしてですか!!?』

門下生が詰め寄る。

 

 

 

『内蔵が・・・・・・・ことごとく破られているからじゃ…・・』

 

よく死ななかったな

カンフーが出来ないくらいってのは、逆に有難いくらいだ。

 

それよか、この医者の方がすげえ。

 

で、李少君がそんななので

『コレから、俺がここのリーダー!』

  ってな感じで、花如剣が動き出します。

 

 

 

『わかっていると思うが、再び道場の看板を掲げることが出来なければ、

     我々はここを降りることが許されない。

     ここで、のたれ死ぬしかないんだ!』

 

そんな死に方嫌だ。

 

で、花如剣は上半身裸になって早速猛特訓を始めます。

もはや、ここらへんはパターン化してると言っても過言ではないですな。

 

で、今回の特訓に用意したモノは、

 

 

 

 

丸太。

って、また丸太かよ!

 

さすが香港映画、かかってません。

 

花如剣は、その丸太を自分に打ちつけさせ、耐久力をつけようとする作戦のよう。

弟子たちが『うりゃー!』とか言いながら、花如剣めがけ丸太を打ち付ける。

もちろん、耐え切れず吹っ飛ぶ花如剣。

 

2回3回、何度も何度も吹っ飛ばされる花如剣ですが、

次第しだいに吹っ飛ばされる事もなくなり、ついに丸太を克服!

打ち付けられた丸太を跳ね返せるようにまでなります。

さすが花如剣。コレで銀魔王にも対抗でき・・・・・・・・るわけないか。(^-^;

しかし、わかりにくい演出だ。

 

 

で、その時李少君はというと、

 

 

ただ見守ってうなずいてるだけでした。

「うんうん」

 

まあ、内蔵がことごとく破られたからな。

 

 

 

 

更なる修行!そして対決!

 

『人間には108つの経穴がある。

 その内6つが死穴、即ちそこを責められると死に至らしめる急所。

 言いかえれば弱点というものがある。

          達人とてそれは同じ。だが、その死穴は人により、時によって変わり、常に同じではない。』

 

108つって、煩悩のことですか?>点穴。

っていうか、常に同じではないって、どういうことだ?弱点なのに。

 

と、いきなり2・3の疑問が湧いちまうのだが、

まず聞いておきたいことがある・・・・

 

誰コイツ?

 

良く見てみると彼は、映画の冒頭で銀魔王に武術教えてた人ですが、

なぜか花如剣にも修行つけてやってます。節操が無いですな。

 

で、なんか役に立つような気がすることを聞いた花如剣は、

さっそく『点穴修行マシーン(中国型)』で修行。

カキンカキーン!

 

コレで108つの点穴をスムーズに撃ちぬく技術を習得!

でも、点穴ついてる間にやられそうな気がするのは俺だけか!!?

 

 

場面変わって、

一日の修行を終えて、サッパリしながら洞窟へと向かう来平武館の生徒一行。

もちろん、先頭は俺がリーダーな花如剣。

 

『へへ・・・・、銀魔王め、今に見てろってんだ。』

『もう怖いモノはないっすね!』

 

と、典型的な体育会系ノリの会話。

相手が居ないので言いたい放題です。

 

と、そこへ

じゃーん

とばかりに銀魔王登場。

 

『やべえ!逃げろ!』

蜘蛛の子を散らすようにいなくなる来平武館一派。

めちゃくちゃ小物です。

 

でも、銀魔王は花如剣にだけ先回り。

いいかげん、来平武館のヤツらにもうんざりしていたんでしょう(たぶん)。

花如剣をあっという間に倒し、

はははははははははははははははは

大笑い>前蹴り。

 

 

で、仲間はというと、

『やべえ!』とか言って逃げました。

 

どうしようもねえや・・・・・・。

 

んで、花如剣は相変わらず絶体絶命。

と、そこへ、

『はー!』

と、館長の娘が助けにきた!刀持って。

今まで紹介してなかったけど気にするな。

 

 

実はこれ、彼女が銀魔王を引きつけているあいだに、

花如剣を運び出す作戦のようです。

でも、これってば道場生がやればいいじゃんって思うのは俺だけか・…?

 

で、銀魔王も

『来平武館にはろくな男がおらんな!』

ええ、その通りです。

 

で、花如剣は運べるんですが、銀魔王には勝てるはずも無く、

彼女はあっけなく刀を取られてしまいます。

奪い取った刀を女に投げつけようとする銀魔王!

そこへ!

 

『お待ちなさい』

 

 

 

誰だよ!!?

 

 

 

『これは、白楊尼(はくように)。』

 

 

 

知り合いか!!?

 

 

 

いきなりな展開だが、この二人、知り合いのご様子。

 

『むやみに殺生をすると、天罰が下りますよ。

     程々になさいませ。』

『白楊尼に言われては、仕方がありませんな。』

 

なんか知らんが、銀魔王はあっさりと引っこみます。

でも白楊尼、程々の殺生ってのはいったい!?

 

 

ギリギリのところで命を助けられた娘。

助けられたくせに、白楊尼を追いかけて行きます。

『白楊尼、あなたなら知ってるはず!銀魔王の弱点を教えてください!』

 

OH!ダイレクト。

 

白楊尼は、なんかうざったそうに女の話を無視しますが、執拗に食い下がる姿に根負けしたのか、

『得意になり、己を忘れた時』

と、一言。

 

コレでウソだったら面白いんだけどな。

 

 

 

 

銀魔王の弱点?!そして花如剣の秘策とは!?

 

動けなくなった花如剣を運び込み、来平武館の門弟達は作戦会議に入った。

『銀魔王を倒すには・・・・どうすれば・・・・』

そう言って頭を悩ませる李少君。そこへ、

『良い案があります』

と、一人の門弟が前に出る。

 

 

『銀魔王が寝てるあいだに、

 ヤツらの寝床に火を放つのなんかどうだ!!?』

 

 

 

ダメだ!この道場はもうダメだ!

もう、こんなやつしか残ってないらしい。

 

 

 

 

『銀魔王の弱点・・・・・・・・己を忘れた時・・・・・・・・・。』

すっかり体は良くなり、なぜか半裸で滝の流れを見つめる花如剣。

やっぱりクンフー映画は半裸ですかね??

 

滝を眺める花如剣、が、ふと頭に銀魔王のあのイメージが・・・・

 

 

 

 

 

 

はははははははははははははははは

 

あああ!!

 

そうだったのだ!銀魔王の弱点とは、あの口!

即ち喉(のど)!

 

 

 

 

そんなわけで、銀魔王退治の修行を早速開始します。

 

『ヤツが口をあけたときに、手裏剣を叩き込むんだ!』

『はい!!』

 

 

飛び道具!!?

 

 

 

 

 

最終対決!

 

陰陽のマークのついた部屋でくつろぐ銀魔王。

そこへ、挑戦状が送られてくる。

 

=================================

 銀魔王、最後の決着をつけよう。どちらかが死ぬまでやるのだ。

                              ―花如剣―

=================================

 

なんかちょっと文体が変ですが、これが彼の精一杯と受け取っておきましょう。

 

約束の日の正午、ちゃんと銀魔王は来てくれました。

結構まじめです。

『なんだ、お前一人か!!』

『お前なんか、一人で十分だ!』

 

花如剣、やたら強気ですが大丈夫?

 

「はあああああ!」

ぴゅーん!

いつもどうり、気合を入れて戦闘開始!

 

自信たっぷり花如剣、刀を2本持って善戦。

しかし、両方とも奪われる。

さらに、頭突き6連発でボコボコ。

銀魔王、密かに頭突きがお気に入りのようです。

 

で、花如剣は作戦変更。

今度は前に習った108つの点穴作戦!

スムーズに点穴をつけるようになったので、

銀魔王もちょっと嫌がります。

 

って、それだけかよ・・・・・・・。

 

でも、結構うざったかったのか、あるいは「死穴を突かれるかも!!?」と思ったのか、

銀魔王は早くも秘奥義を出して来ます。

 

 

『はアー!陰陽の脚!(ぴゅーん)』

この技、前述しましたが、特徴は無敵って技なので、無敵です。

大方の予想どうり花如剣は青息吐息。

 

 

さらに、倒れ血を吐く花如剣に止めを刺そうと、銀魔王は非常にも近づいて行きます。

きっと、

『挑戦状に、『どちらかが死ぬまでやるのだ!』って書いてあったし。』

とか思ってるに違いありません。

 

と、そこへ!

『はー!』

またお前か!!

 

でも、やっぱり軽くあしらわれ、娘もピンチに!

『今日はお前を助けてくれる、白楊尼もいないぞ!』

 

 

『ひねり潰してくれる!』そう言って銀魔王は娘に一歩一歩近づいて行く!

危うし館長の娘(名前未確認)

 

でも、俺にとってはどうでも良いぞ!

 

 

 

そう思ってると、なぜか後ろから声が!

 

 

『ひねり潰してくれる!』

口から血ィ出てるヨ、花如剣。

 

 

『なんの真似だ!』

『なんの真似だ!』

『ワシをからかう気か!』

『ワシをからかう気か!』

『成る程…・・』

『成る程』

 

なんか、言葉を真似てる花如剣。頭がどうかしてしまったのか??

で、真似られてる銀魔王は、なぜか、

 

 

はははははははははははははははは

 

 

 

 

『今だ!!』

 

 

手裏剣!

 

 

クリティカルHit!!

 

 

―劇終―

 

 

ゲー!!

 

 

 

こ・・・・・・こんな終り方、無しだろう・・・・・・(T-T)

最後の補足をしますと、銀魔王は、花如剣のあまりのバカさ加減に大笑いって内容(みたい・・・・)。

あんな変な言葉のマネで大笑いってのには無理があるが、監督も、銀魔王どうやって倒すか頭悩ませたんだろうなあ。

だって、結局銀魔王は無敵のままですし。笑わなきゃ。

 

と、ドラゴン太極拳の特集は、今回を持って終了です。

全部通して読んでくれた方、ありがとう、そして書いた俺、長すぎだ・・・・・(^-^;。

 

そして、ドラゴン太極拳…

いやさ、銀魔王よ永遠に!(おいおい(^-^;


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